登録 : 2015.11.07 03:39 修正 : 2015.11.07 06:46

外務省報道官が明らかにして注目集まる 
最初から賠償問題から取り上げる異例な対応 
「韓国と日本を圧迫するメッセージ」

街頭行進する慰安婦被害者たち //ハンギョレ新聞社
 韓国と日本が交渉を継続している日本軍慰安婦問題と関連し、北朝鮮が「被害者は北朝鮮にもいる」という立場を明らかにしたことで、その背景に注目が集まっている。

 北朝鮮外務省報道官は5日、朝鮮中央通信記者の質問に答える形で、「日本軍性奴隷被害者は、朝鮮半島の南側だけではなく北側にもいるので、全朝鮮民族が受けた被害を全朝鮮的に解決しない限り、この問題は最終的に解決できない」と述べた。さらに報道官は「日本は日本軍性奴隷犯罪を含む朝鮮人民に犯したすべての特大型反人倫犯罪と被害の国家的責任を認識し、一日も早く全朝鮮民族が納得できるような賠償を行わなければならない」と求めた。

 北朝鮮がこの時点で軍慰安婦被害と朝鮮半島の植民地支配に対する賠償問題を真正面から取り上げた背景には、外交的な計算があるものと分析される。ヤンムジン北韓大学院大学教授は「国際社会で浮上している北朝鮮の人権問題に逆に攻撃をしかけることで、問題の焦点をぼかすと共に、南北が協力して軍慰安婦問題に対応させようとするものと見られる」とし「韓国と日本の両方を同時に圧迫するメッセージのようだ」と述べた。

 北朝鮮は伝統的に日本に植民地支配に対する賠償と解放後の「敵対視政策」に対する補償を求めてきたが、軍慰安婦問題を正式に提起したことはない。ただ、南側などから問題を提起されると、それに応じるレベルにすぎなかった。今年5月、中国・延辺で開かれた日本軍慰安婦関連の国際学術会議に出席したキム・チョルナム朝鮮社会科学院歴史研究所長は「軍慰安婦犯罪の真相究明と責任者の処罰が重要であり、日本に対する国際的圧力を強めなければならない」と述べている。

キム・ウェヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-06 19:57

http://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/716339.html訳H.J

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