上下10%、住宅資産38倍の差…ソウルの住宅価格が格差を拡大
住宅を所有する世帯間の住宅資産格差の大幅拡大には、最近1~2年間のソウルを中心とするマンション価格の急騰が大きな影響を及ぼしている。上位10%が保有する平均住宅資産額は、下位10%の平均値の38倍に達する。
価値ある一戸の価格急騰で格差拡大
19日に統計庁が発表した「2018年住宅所有統計」によると、昨年時点で住宅を保有する1123万4000世帯のうち、住宅価格総額の上位10%の世帯の平均住宅資産は9億7700万ウォン(約9097万円)で、前年度(8億8100万ウォン(約8203万円))より9600万ウォン(約894万円)増えたことが分かった。下位10%の世帯の資産価値上昇は前年より100万ウォン(約9万3100円)のみ。下位10%の平均住宅資産は2600万ウォン(約242万円)に止まっている。
住宅所有世帯の住宅価格総額が小さいほど、住宅資産が増える速度は遅い。上位10~20%の世帯の平均住宅資産は4億3200万ウォン(約4022万円)で、前年より3200万ウォン(約298万円)上昇。上位20~30%(3億500万ウォン(約2840万円))は1700万ウォン(約158万円)、上位30~40%(2億3200万ウォン(約2160万円))は800万ウォン(約74万円)の上昇だった。次いで上位40~50%は200万ウォン(約18万6200円)上昇し、下位50%以下の世帯は前年度より100万ウォンのみの上昇だった。
上位10%と下位10%の平均資産格差は、2017年の35.2倍から2018年37.6倍に拡大した。関連統計が作成され始めた2015年以降、格差は2015年と2016年にはそれぞれ33.8倍で同水準だったが、ソウルのマンション価格が激しく動いた2017年以降は格差が広がった。2015~2018年の3年間の住宅資産価格の増加幅は上位10%で2億3400万ウォン、下位10%は400万ウォンだった。
昨年の上位10%世帯の保有住宅数は世帯あたり2.59戸で、前年(2.64戸)よりやや減ったことが分かった。上位10%世帯が保有する住宅数は2015年の世帯当たり2.55戸から増加傾向を示していたが、昨年は減少に転じた。総合不動産税の強化など、複数の住宅の所有者に狙いを定めた不動産政策が影響したものと推定される。ただ、上位10%世帯の住宅保有数は減っていても資産価値はむしろ大幅に伸びている点が目立つ。ソウルを中心にした「価値ある一戸」の価格の伸びがあまりにも急激だったためとみられる。
44%は依然として無住宅世帯
昨年の一般世帯数1997万9000戸のうち、住宅保有世帯(1123万4000世帯)は全体の56.2%だ。住宅保有世帯間の資産格差も大きくなっているが、借家を転々とする無住宅世帯は、住宅関連資産増加の利益から完全に疎外されている。
住宅保有世帯のうち1戸のみ保有する世帯は815万3000世帯で、全体の72.6%を占める。次いで2戸保有は224万世帯(19.9%)、3戸保有は53万3000世帯(4.7%)、4戸保有は15万1000世帯(1.3%)の順だった。住宅を2戸以上保有する世帯が多い地域(市郡区単位)は多い方からソウルの江南区(カンナムグ)、瑞草区(ソチョグ)、済州の西帰浦市(ソグィポシ)の順だった。外地人が住宅を保有している比率は、世宗(セジョン、35.9%)、忠清南道(17.8%)、仁川(インチョン、16.7%)の順で高く、蔚山(ウルサン、7.3%)、釜山(プサン、9.5%)、全羅北道(10.0%)は低かった。最近、外地人たちの「マンションショッピング」が増えたことで知られる釜山と大田(テジョン)は、外地人の住宅保有の比率がそれぞれ0.3%、0.2%増加した。
ノ・ヒョヌン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-19 18:32http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/917664.html 訳D.K
“地下経済”だった配達業、労使手を取り合い日なたへ
配達プラットフォーム業者の配達労働者に対する不公正契約などが社会的問題として浮かび上がる中、19日、スタートアップ連合体であるコリア・スタートアップ・フォーラム(コスフォ)が「標準約款と標準契約書を導入して配達市場の競争秩序を正し、従事者の処遇改善と産業の透明化に向けて努力する」と明らかにし、注目を集めている。コスポには「配達の民族」や「ヨギヨ」などのような配達プラットフォーム業者が多数属している。これらのプラットフォーム業者は、配達業従事者らの労働権保護と市場秩序確立に向けて利害関係者間の社会的対話をしようという全国民主労働組合総連盟サービス産業労働組合連盟(民主労総サービス連盟)の11日の提案を受け入れ、この日、文書で立場を明らかにした。労使が自発的に手を取り合い、これまで「地下経済」として存在してきた飲食配達業市場の制度的システム作りに乗り出したもので、今後どのような変化があるのか注目される。
使用者側のコスフォと労働組合が手を取り合った背景には、「配達業市場を透明化すべきだ」という双方の思惑が一致したからだ。業界としては、各種制度が公式に運用されることなどにより市場が透明に形成されなければ産業の成長が不可能であるため、市場を透明化する必要がある。労働権を保護しようとする労組としても、さまざまな権利を主張し、法の保護を受けるためには、配達業そのものをまず水面上に引き上げる必要があると判断したのだ。
当事者らの説明を総合すると、現在配達業市場は「小社長(配達代行業者事業主)」らが10人ほどの配達員を雇って、プラットフォーム会社またはプログラム開発会社と契約を結ぶ形が主流。大半の配達業者は代行業者と書類上の契約を結ばず、口頭で労働条件に合意するなど、契約関係が不明確な構造にあった。このような状況で、配達代行業者の一方的な契約破棄問題もプラットフォーム会社にとっては悩みの種だ。配達代行業者は自分たちの要求を受け入れなければプラットフォーム業者を転々とし、プラットフォーム会社は代行業者を誘致しようと「裏金」を渡すなど、最近配達市場は違法行為が盛んに行われている。このためプラットフォーム会社は、拡大する需要に合わせて配達員を安定的に確保するためにも、市場の透明化が必要だと考えたのだ。
労組としても、労働法の死角にある配達員を法の枠内に組み入れることが急務だ。配達員を主に募集しているのは配達代行業者だが、デジタルプラットフォームを通じて実質的に配達員の業務を指示・監督するのはプラットフォーム会社またはプログラム開発会社などだからだ。その結果、プラットフォーム会社‐配達代行業者‐配達員間の三角関係のせいで、交通事故などの危険にさらされやすい配達労働者の安全問題や労災保険加入に誰が責任を持つのか曖昧なのが現実だ。
これに対し、民主労総サービス連盟のパク・ジョンファン政策局長は、「産別労組の基本協約の概念である標準約款によって、配達産業を公式なものとするということ」と説明した。コスフォ側も「摩擦と対立に偏っていた既存の労使関係を乗り越え、共存の立場からサービス連盟とコスフォが互いに一歩ずつ譲歩した」と説明した。
しかし、一部からは標準約款・標準契約書の導入では根本的な問題解決には限界があるという指摘も出ている。ライダーユニオンのパク・ジョンフン委員長は、「標準勤労契約書などを導入しても、現在の配達市場で影響力の最も強い配達代行業者を規制しない以上、代行業社の事業主は契約書を書かなくても済んでしまう」とし、「現在、個人事業者申告さえすれば誰でも作れる配達代行業者を登録制に切り替えるなどの法的措置がとられなければ、配達業標準約款は有名無実に終わるだろう」と述べた。
ソン・ダムン、チェ・ミニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-19 21:08http://www.hani.co.kr/arti/society/labor/917684.html 訳D.K
イエメン海域で韓国船舶がフーシ派に拿捕…清海部隊が出動
アフリカのイエメン海域のカマラン島周辺で、韓国国民2人を含め16人が乗っている船舶3隻が反政府武装組織フーシ派に拿捕された。
外交部は19日、韓国時間の昨日午前3時50分ごろ、韓国船籍の浚渫(しゅんせつ)船・ウンジンG-16号と、この船を曳航するタグボートのウンジンT-1100号、そしてサウジアラビア船籍のタグボートのラービグ3号が拿捕されたことが確認されたと明らかにした。韓国船籍の船舶2隻には韓国人船長と機関長が搭乗していると説明した。フーシ派は船舶3隻が領海を無断侵犯したという理由で拿捕したという。フーシ派はさまざまなルートを通じて「韓国船舶と確認されれば解放する」という意思を伝えたという。外交部は万一の場合に備えて、オマーンのマスカット港に駐屯している清海(チョンヘ)部隊所属の姜邯賛(カン・ガムチャン)鑑を昨日午前11時に現地に緊急出動させたと明らかにした。
拿捕された船舶は現在、イエメンのホデイダ州サリフ港に停泊しているものと把握されている。同船舶はサウジアラビアのジーザーン港を出発し、ソマリアのベルベラ港に移動する途中、拿捕された。韓国人船長が18日午前7時24分(韓国時間)、モバイルメッセンジャーを通じて「海賊が船を掌握した」と船社側に知らせたことで拿捕の事実が把握された。
この船舶には60代の韓国人2人と外国国籍14人など計16人が乗っており、彼らは現在、フーシ派によって抑留されている状態だ。外交部当局者は「現在、乗組員たちは健康で安全な状態だと確認されている」とし、「拿捕の経緯については引き続き把握している」と述べた。
政府がフーシ派と接触した結果、彼らは当該船舶が領海を侵犯したため拿捕し、韓国船舶であることが確認されれば釈放するという立場を韓国側に明らかにしたという。過去にも同海域で領海侵犯を理由にフーシ派に船舶が拿捕されるケースがあったという。
ロイター通信も18日(現地時間)、フーシ派が「怪しい船舶1隻を抑留したが、韓国の所有の船舶だとわかれば法律的手続きを経た後に解放する」と明らかにしたと、フーシ派幹部の言葉を引用して報道した。フーシ派幹部のムハンマド・アリ・アル・フーシはロイター通信に対し、「イエメン沿岸警備隊が(当該船舶が)侵略国の所有か韓国の所有かを調べようと点検している」とし、「韓国の所有である場合、法的手続きを終えた後、釈放されるだろう」と明らかにした。アル・フーシは「(当該船舶に乗っていた)乗組員たちはきちんとした待遇を受けている」と付け加えた。
イエメン内戦の主要勢力であるフーシ反政府組織は、イスラム教シーア派の盟主であるイランの支援を受け、2015年からスンニ派の宗主国サウジアラビアが率いる同盟軍と対抗している。政府は事件発生直後、関係省庁会議を経て、オマーンのマスカットにソマリア海賊退治のために駐留していた姜邯賛鑑を現場に出動させた。姜邯賛鑑は21日に現場に到着するものとみられる。外交部当局者は「姜邯賛鑑は状況に応じて弾力的に対応する予定だ」と述べた。
政府はまた、事件の対応過程で米国の情報資産を活用するなど、友好国と緊密に協力しているという。
キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-20 02:44http://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/917549.html 訳C.M
日本植民地時代の徴用の悲劇、『軍艦島のヘッドランプ』展示開催
映像の中に四方真っ暗な炭鉱の坑道が出てくる。漆黒の空間で頼れるのはかすかな明かりだけだ。坑道列車と線路がぶつかるガタガタという音は不安を大きくする。1010メートルに達する縦坑を描写した映像はまさに映画『軍艦島』のいちシーンを思い出させた。
15メートルの構造物のなかで10分10秒間再生されるこの映像は、日帝強制占領期(日本の植民地時代)に朝鮮人が強制徴用された軍艦島(長崎県端島)の実際の姿を形象化したメディアアートだ。
軍艦島強制徴用の歴史に光を当てる『軍艦島ヘッドランプ』と題する展示が西大門刑務所歴史館で19日から来月15日まで開かれる。ソウル市と西大門刑務所歴史館が共催する今回の展示は、3・1運動と大韓民国臨時政府樹立100周年記念事業の一環として企画された。日帝強占期末に軍艦島に強制徴用された朝鮮人たちは当時、1日平均12~16時間におよぶ強制労働に苦しみながらも、給与もまともに受け取れなかった。
展示会では、軍艦島に関する資料や写真、映像が展示される。展示場の廊下の両側には、日帝による強制動員に関する記録作業を続けてきた写真作家のイ・ジェガプさんの写真が展示される。特に展示が始まる入り口には、軍艦島の朝鮮人宿舎の全景を写した大きな写真が掲げられている。
今回の展示では、軍艦島で労役につき死亡した朝鮮人名簿と、実際の強制徴用被害者のキム・スンギルさんの証言が記された日記も公開される。キム・スンギルさんは三菱重工業長崎造船所に徴用された被害者であり、長崎の被爆被害者だ。
展示初日のこの日、午後2時からはトークコンサートが開かれた。トークコンサートには3・1運動100周年ソウル市記念事業のソ・ヘソン総監督、日本の市民団体「長崎在日朝鮮人の人権を守る会(長崎守る会)」の柴田利明事務局長と木村英人さん、イ・ジェガプさんが参加した。長崎守る会は1980年代から在日朝鮮人原爆被害者の実態を調査してきた団体だ。調査過程で、朝鮮人の軍艦島強制動員の事実が知られるようになった。
ソ・ヘソン総監督は「現時点で西大門刑務所が建設されてから111年1カ月」と述べ、「この空間は端島炭鉱についての展示を行うのにふさわしいと思った」と語った。両親も被爆者である柴田事務局長は、日本政府が強制動員の事実を無視する理由として、「日本が原爆の被害を被った唯一の国であるという点を強調し、朝鮮を侵略した歴史を消そうとしている」と説明し、「立ち向かっていかなければならない」と述べた。
ソ・ヘミ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-19 16:29http://www.hani.co.kr/arti/area/capital/917615.html 訳D.K
朝米首脳、ツイッターで始まった世紀の出会いをもう一度?
ドナルド・トランプ米大統領が17日(現地時間)、ツイッターを通じて「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、速やかに動いて合意を成し遂げなければならない」として、第3回朝米首脳会談の可能性までほのめかした。韓米が今月中に実施する予定だった合同空中演習の延期を発表した後に出たメッセージであり、先月初めにスウェーデンで行われた実務協議が決裂してから停滞していた朝米対話に再び弾みがつくかに注目が集まっている。
トランプ大統領は同日、ツイッターに、北朝鮮の「朝鮮中央通信」が米民主党の有力大統領選候補のバイデン元副大統領に対し、「狂った犬は一刻も早く棒で殴り倒すべきだ」と非難したとするケーブルテレビ司会者のツイートをシェアしたうえで、自身の見解を付け加えた。トランプ大統領は金委員長の名前は明らかにせず、「委員長、ジョー・バイデンは退屈で、非常にのろいかもしれないが、“狂った犬”ではない。そして、実をいうと、それよりは少しましだ」という書き込みを残した。さらに、「しかし、私はあなたがいるべきところに連れていける唯一の人」だとし、「あなたは速やかに動いて合意を成し遂げなければならない。もうすぐ会おう!」と書いた。
トランプ大統領のツイッターは形式と内容の面で、金委員長を「殺人的な独裁者」と非難するバイデン元副大統領を嘲弄する一方、自分だけが金委員長との対話を通じて北朝鮮に「より明るい未来」を提供できるとして、差別化を図ったものと見られる。しかし、時期的にチョン・ギョンドゥ国防長官とマーク・エスパー米国防長官がタイで記者会見を開き、韓米合同空中演習の延期を発表してから10時間後に掲載されたことから、北朝鮮が極めて強い拒否感を示してきた韓米合同軍事演習を延期して米国も誠意を示しただけに、北朝鮮も早期に対話に応じるよう直接求めたものと言える。
「もうすぐ会おう」という文言は、首脳間の友好関係を強調しながら、3回目の首脳会談の開催に向けた意志を示すものと見られ、今年中に実務協議が再開される可能性も高まる見通しだ。北朝鮮は米国に「新たな計算法」を要求し、今年の年末を期限として提示しており、来年の大統領選を控えたトランプ大統領も北朝鮮との関係悪化を望んでいないため、両首脳とも体面を保ちながら対話を続けることが必要な状況だ。
ただし、朝米が再び膝を突き合わせるためには、両者の態度の変化がカギとなる。米国は韓米合同演習の延期を「外交努力と平和を促進する環境づくりのための善意の措置」(エスパー国防長官)だと強調し、北朝鮮に「相応する誠意」を求めている。しかし、北朝鮮は米国の「対北朝鮮敵視政策の完全撤回」を先決条件に掲げており、演習の延期やトランプ大統領のツイートだけで対話のテーブルに復帰するかはまだ不透明だ。米国は先月のスウェーデン実務交渉が決裂した後、北朝鮮に交渉再開を要求しているが、現段階で北朝鮮への経済制裁解除や緩和を考慮してはいないという。このため、トランプ大統領のツイートは「早く決めろ」と金委員長に圧力をかけたものとも言える。
ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2019-11-18 20:43http://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/917448.html 訳H.J
チョン国防長官「米国、GSOMIAの維持を韓日双方に強く求めた」
チョン・ギョンドゥ国防部長官は、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の維持を望む米国が、韓国と日本の双方に強い圧力を加えていると述べた。チョン長官は17日午後(現地時間)、ASEAN拡大国防相会議(ADMM-Plus)が開かれたタイ・バンコクのアパニ・リバーサイド・ホテルで記者懇談会を開き、「GSOMIAが終了すると、韓米関係に深刻な影響があるという見通しもあるが、米国はどのような反応を示しているか」という質問に、こう答えた。
チョン長官は「GSOMIAは韓米同盟の象徴性や戦略的価値が高く、米国側では実際にそう考えている」としたうえで、「(米国側は)日本側にも圧力をかけており、韓国にもGSOMIAを維持するよう求めている」と述べた。また、「米国としては、韓米日協力の維持が重要であるため、強く(圧力を)かけている」とし、「我々だけ(に圧力をかけているの)ではなく、日本にも強く(圧力を)かけている」と付け加えた。
チョン長官は「米国側がこれまで日本にメッセージを送り続けてきたと聞いているし、エスパー米国防長官も(韓米日防衛相会談の)最後の段階で、韓国と日本いずれにも政府によく話して、GSOMIAが維持できるようにしてほしいという要請があった」と説明した。日本の河野太郎防衛相は会談が終わる頃、GSOMIAに対する日本の立場を説明しており、これに対してチョ長官が韓国政府の立場を明らかにしたことを受けて、エスパー長官が両長官に対してそのような要請をしたという。
チョン長官は、「今回の韓日米韓国防長官会談で日本側の立場に変化があったか」という質問に、「とにかく(河野防衛相から)満足できる答えは聞いていない」としたうえで、「(GSOMIA問題は)平行線をたどったと見て良い」と答えた。そして、「GSOMIAは国防部レベルで解決できる事案というよりは、両国政府レベルで解決すべき問題であるため、外交的にもかなり水面下の協議を多く行ってきたと聞いている」とし、「そのため、そのようなもの(外交協議)がうまく行くことを願っていると、私や河野防衛相も話した」と付け加えた。
チョン長官は、「今後、高官級会談などで突破口が見つからなければ、GSOMIAは失効すると思うか」という質問に対しては、「そのような残念な出来事がないことを願っているが、現在の状況からはこれといった変化は見られない」としたうえで、「外交的に多くの努力を傾けており、結果を見守ってほしい」と答えた。
今月中に予定された韓米合同空中演習の延期決定については「月曜日(18日)から韓米がそれぞれ演習をしながら必要な部分だけを合同で行う、調整された方式を適用しようとしていた」としたうえで、「北朝鮮で戦闘飛行術大会のようなものが行われたので、少し時期を延期するのが妥当だとして(延期決定)調整が行われた」と述べた。チョン長官は「北朝鮮が非核化軌道を離脱しないようにする外交的な努力が大変重要な時期であり、それを支援するのがよいという判断か延期を決定した」とし、「(15日、ソウルで開かれた)SCM(韓米安保協議)の際も、十分話し合った」と付け加えた。
今年の残りの演習については、「規模を調整して行う演習は、今年ほとんど完了した」とし、「年末まで残っている訓練は非常に規模が小さいもので、外部にはあまり知られていない訓練だけが一部残っている状態だ」と説明した。そして、「そのような訓練については、年末まで特に問題はないと考えている」とし、「多くの合同演習は陸海空軍、海兵隊いずれもほぼ完了した」と述べた。チョン長官は「延期したものはいつでもまた再会できるという意味が込められたものと見るべきだ」とし、「米国側は米国のやり方で、我々は我々のやり方で(訓練)すれば大きな問題はないだろう」と述べた。
ユ・ガンムン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2019-11-18 16:56http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/917424.html 訳H.J
朴前大統領、2カ月以上長期入院…法務部「再収監計画は全く検討していない」
朴槿恵(パク・クネ)前大統領が2カ月以上も前例のない長期入院を続けているにもかかわらず、法務部は「まだ再収監計画がない」と明らかにした。朴前大統領が事実上、刑執行停止に当たる特恵を受けているという批判と共に、大統領特別赦免を念頭に置いた政府の事前措置ではないかという懸念の声もあがっている。
ハンギョレが18日、国会法制司法委員会のイ・チョルヒ議員(共に民主党)を通じて、法務部に朴前大統領の再拘束計画を聞いたところ、法務部は「現在としては全く検討あるいは決定したものはない」と回答した。その上で「該当病院の専門医、ソウル拘置所医務官の医学的所見、治療経過などを総合的に考慮し、退院させるかどうかを検討する予定だ」と付け加えた。
朴前大統領は9月16日、ソウル聖母病院に入院し、回旋筋周りの靭帯断裂と五十肩の症状で手術を受けた後、「2~3カ月間リハビリ治療が必要である」と診断され、入院して3カ月目を迎える。収監者のうち、これと同じ症状で1カ月以上入院した前例はない。朴前大統領の主治医であるキム・ヤンス・ソウル聖母病院専門医(整形外科)は最近、「ハンギョレ21」との電話インタビューで、「調子がかなり良くなったが、(退院するかどうかは)まだ考慮していない」と答えた。法務部とキム専門医の話を総合すると、朴前大統領が拘置所に再収監されるのはまだ見通しが立っていない状態だ。
法務部は、朴前大統領の長期入院が「拘置所長が必要だと認めれば、外部医療施設の診療を受けさせることができる」という「刑の執行および収容者処遇に関する法律」による外部診療だと説明する。これに先立ち、チョ・グク前長官時代の法務部は、朴前大統領が9月8日に申請した刑執行停止を検察が認めなかったことを受け、それから2日後に手術および治療を決定した。
検察関係者は「同法で言う“診療”とは、入院ではなく、治療目的の1~2日の外部加療」だとしたうえで、「事実上の刑執行停止であり、刑執行(収監)場所の違法な変更に他ならない」と批判した。特検の関係者も「朴前大統領に対する前例のない入院許可は、文在寅(ムン・ジェイン)政府が強調してきた“公正”や“機会均等”の価値とも合致しない」と指摘した。
法曹界では、朴前大統領の特別赦免のための事前措置ではないかという疑念の声も上がっている。朴前大統領は現在、セヌリ党(現在の自由韓国党の前身)の公認への違法介入の疑いで2年刑が確定されて服役中であり、サムスン関連の収賄と国家情報院特殊活動費上納の疑いで、それぞれソウル高裁(破棄差戻し審)と最高裁判所の判決を控えている。検察関係者は「特活費は今月28日に判決する予定であり、最高裁判所が『分離宣告』を命じたサムスン関連賄賂の破棄差戻し審も、形式を問題視したものなので、今年中に全て確定される可能性がある」としたうえで、「その時まで状況を見極めるために、再収監しなかった可能性もある」と述べた。
カン・ヒチョル先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2019-11-19 02:31http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/917476.html?_fr=st1 訳H.J
「景気減速+不買運動」…対日貿易赤字16年ぶりに最低
今年の対日貿易赤字幅が2003年以来最低レベルとなると見られる。米中貿易紛争による景気減速と半導体景気の低迷、7月に日本政府が断行した輸出規制強化処置などが複合的に作用した上、韓国で日本製品不買運動が起こり、日本製の自動車・ビールなどの消費財の輸入が減少した影響もあるとみられる。
18日に韓国貿易協会が発表した輸出入額の推移によると、今年1月から9月までの対日赤字は149億6437万ドルで、昨年同期の184億577万ドルに比べて18.7%減少した。2010年に最大を記録して以降、次第に減っていた対日貿易赤字は、2017年から再び増え始めたものの、今年2月からは毎月10%台の下げ幅を記録した。今年に入って輸出額も減ったが輸入額減少幅の方が大きく、このまま行けば2003年以来16年ぶりに対日貿易収支の赤字は200億ドルを下回ると予想される。
専門家らは、米中貿易紛争と中国の景気減速による半導体不況に最も大きな原因を見出す。対外経済政策研究院のキム・ギュパン先進経済室長は、「半導体の景気低迷で企業が関連設備投資を減らしたため日本からの輸入が減ったが、さらに半導体の主要材料の韓国輸出を日本政府が規制したため、火に油を注いだ格好になった」とし、「半導体景気が回復しなければ、日本からの輸入も短期的には増えないだろう」と述べた。赤字幅の減少が肯定的なシグナルとは限らないというのだ。
ただ日本の輸出規制以降、「素・部・装」(素材・部品・装備)の対日依存度の高さに対する危機意識が高まり、長期的には対日貿易赤字が改善されるシグナルと受け止められるという見方もある。韓国貿易協会のムン・ビョンギ首席研究員は、「半導体景気の短期的な流れを変えるのは容易ではないが、以前とは違って大企業も素材と装備の輸入先の多角化と国産化の必要性に共感を示しており、政府も素・部・装の国産化に力点を置いた政策を推進しているため、長期的には対日貿易赤字が緩和される流れに進むだろう」と予想した。
キム・ウンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-18 16:43http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/917464.html 訳D.K
政府の月探査事業、「無理な目標」一方的に推進…軌道衛星の基本設計も終わらず
朴槿恵前大統領、企画研究水準の事業を急きょ前倒し 技術レベルの評価・現場の意見の集約もなしに “非現実的な目標”一方的に設定、推進 限界にぶつかり基本設計も終わらず 研究員ら「設計見直しの機会も逃す」 「550キロ」軌道衛星重量もたびたび超過 燃料量の問題でも、すでにタンクを製作 “軌跡変更の代案”、NASAの協力が不可欠だが 政府・航宇研のその場しのぎが危機を大きくした
事業本格化から4年たってもまだ基本設計すら終わっていない月軌道衛星(オービター)事業が、今度は主要事業パートナーである米航空宇宙局(NASA)の反対にぶつかり漂流することになったのは、事業推進過程で見せた政府と韓国航空宇宙研究院の一方的な態度が主な原因と指摘されている。国内の技術水準に対する客観的な評価や研究現場の十分な意見収集なしに主要目標を設定し、問題が起これば計画全般を見直す代わりに、その場しのぎの処方で対応したため、状況をさらにこじらせたという批判だ。
月軌道衛星事業は当初、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権(打ち上げ時期2020年)の時に始まり、李明博(イ・ミョンバク)政権(同2023年)までは遠い未来を見据えた企画研究の水準だった。ところが、2012年12月の大統領選候補テレビ討論会で「2020年、月に太極旗がはためくだろう」と宣言した朴槿恵(パク・クネ)大統領が当選し、状況が変わった。就任3カ月後の2013年5月、月軌道衛星事業が国政課題に選定され、開発期間が3年(2015~2017年)と大幅に前倒しされるなど、非現実的な事業目標が設定された。事業推進過程をよく知る韓国航空宇宙研究院(航宇研)の高位関係者のA氏は、ハンギョレ記者の電話取材に対し「地球を周回する人工衛星も開発期間は4~5年くらいなのに、月周辺を回る衛星を3年で開発するというのは荒唐無稽な発想だった」とし、「最初のボタンから掛け違っていた」と指摘した。
その後、主な事業内容は現場で事業を実行する研究員たちの判断や韓国の技術レベルとは関係なく決定され、変更された。2014年9月には(1)4つの搭載体(カメラなど各種の月探査装備)を積んだ(2)総重量550キログラムの軌道衛星を(3)月高度100キロメートルで(4)円軌道で(5)1年間運用するという内容で、企画財政部の予備妥当性調査を通過した。2016年1月には搭載体の数を4つから6つに増やした「月探査基本計画」が国家宇宙委員会を通過したのに続き、12月には「1年間、円軌道」を前提に、航宇研とNASAが協力協定を締結した。NASAは深宇宙通信などを提供し、韓国はNASAのカメラ(シャドーカム)を軌道衛星に追加搭載するという内容だ。
現場の意見を反映していない事業内容の変更について、航宇研の月探査事業団所属の研究チームは初めから「非現実的」だという意見を出していた。B研究員は「そもそも各種の部品や装備、搭載体数、必要燃料量などを計算して軌道衛星の目標重量などを導き出したものではなかった」と批判した。「(月軌道衛星事業の終了後)第2段階の月着陸船に使う韓国型ロケットは最大550キロまで月に送ることができるので、第1段階である軌道衛星の重量も(米国のロケットを使うにもかかわらず)550キロに合わせろというのが全て」ということだ。軌道衛星の設計重量は、2018年9月に610キロ、2019年3月に638~662キロ、最近は678キロと一度も550キロを下回らず、逆に増える一方だった。増えた重量で1年間の任務を終えるには、軌道衛星の月の周回軌道を円形から楕円形に変えるしかないというのが、9月に科学技術情報通信部が発表した内容だ。
航宇研内部の専門家らで構成する「事業管理委員会」は、3月に出した独自の検討報告書で、重量制限の解除は避けられないと指摘しながら、重量増加による燃料不足問題を解決する8つの理論的な代案(燃料タンクの拡大、軌道変更、任務期間の短縮、月まで行く経路(軌跡)変更など)を選び、それぞれの長所と短所を分析した。ここで管理委は、軌道変更と任務期間の短縮には「NASAの同意が必要だ」という点を強調した。しかし、政府と航宇研は9月にNASAと合意していない軌道変更(高度100キロメートル×300キロメートルの楕円軌道)案を発表し、結局NASAの反対にぶつかった。イ・チョルヒ議員は、「航宇研と科技情通部が毎回目の前の責任を回避することばかりに汲々として、問題を大きくした」と指摘した。
B研究員は「(政権交代後)各種の問題が十分露わになったにもかかわらず、2017年8月に国家宇宙委員会が打ち上げ時期(2018年→2020年)だけ延期して他の条件は維持し、設計全般を再検討する機会を逃したのが一番痛い」とし、「科技情通部が9月に重量制限解除(最大678キロ)も発表したが、すでに燃料タンクが製作されたので燃料が不足するのは同じだ。これを解決する軌跡変更案は国内の独自技術では難しく、従来のNASAとの協約の範囲を超えて支援を受けることも難しい状況」だと述べた。
チェ・ハヤン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-18 14:06http://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/917381.html 訳C.M
ライダーユニオン、ソウル市が合法労組に認定
配達プラットフォーム労働者の労働法上の権利を代弁する合法的な労働組合がソウルで初めて誕生した。
ライダーユニオンは18日「ソウル地域のライダーユニオンの組合員たちが先月15日にソウル市に提出した労組設立届に対して、ソウル市は本日、組合設立届出済み証を交付した」と発表した。これによって、ソウル地域で活動している配達プラットフォーム労働者たちにより組織された「ソウルライダーユニオン」は公式に法律上の労組としての地位が確立し、交渉権などの労働3権が認められる。
ライダーユニオンの合法労組認定は、最近の特殊雇用労働者(特雇労働者)たちの労働権保護を認める一連の流れの中でなされたもので、その意味は大きい。雇用労働部は先月28日、配達代行会社「ヨギヨ」の配達代行労働者5人を勤労基準法上の労働者と認める決定をした。今月15日には裁判所がCJ大韓通運の代理店主らに宅配労組の団体交渉要求に応じよという趣旨の判決を下した。これまで「労働権の死角地帯」にあった宅配便運転手を労働組合法上の労働者と認める初の判断だった。
これに先立ち、ソウル市は昨年11月と今年4月に特雇労働者である運転代行とクイックサービスの運転手の労組設立届をそれぞれ受け付け、届出済み証を交付している。しかし現政権発足後、地方自治団体ではなく政府(雇用労働部)が特雇労働者の労組設立を認めた事例は、宅配労組と浄水器設置・修理技師で組織された熊進(ウンジン)コーウェイCSドクター労組の2件に過ぎない。
ライダーユニオンは「ソウル市の決定を歓迎する。今の古い労働法では新しく増えるプラットフォーム労働者の権利を守ることができないだけに、まず労働法を全面的に改正する必要がある」との立場を表明した。ライダーユニオン・ソウルの組合員たちは今後、配達プラットフォームの本社や支社を相手に団体交渉を要求するなど、配達プラットフォーム労働者の労働環境の実質的な改善に乗り出す計画だ。
ソン。ダムン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-18 18:23http://www.hani.co.kr/arti/society/labor/917493.html 訳D.K
家事は外注して家ではゆっくり…「ホームコノミー」1年半で2倍に成長
宅配アプリで注文した料理で夕食をとりながらネットフリックスで映画を見る。料理・洗濯・掃除などの家事は「外注」し、家では充分に休むという余暇の消費パターンの定着により、「ホームコノミー(Home+Economy)」関連業種への支出が1年半で2倍近く増えたことが分かった。
18日、KB国民カードが主要ホームコノミー関連業種で発生した決済を分析した結果を発表した。それによると、2018年第1四半期に比べ、今年第2四半期のホームコノミー関連業種での支出は1.9倍増えた。国民カードが選んだホームコノミー業種は、フード宅配アプリ▽家電レンタル▽日用品配送▽家屋・車両管理▽ホームエンターテイメントだ。カードデータ分析は2018年1月から今年6月までに上の5つのタイプのホームコノミー関連業種を利用した25~54歳の国民カード利用者のカード決済データ4492万件を対象に行われた。今年上半期にホームコノミー関連業種の利用経験がある25~54歳の顧客1200人を対象としたモバイルチャンネルでのアンケート調査も実施された。
5つの類型のうちフード宅配アプリは、昨年第1四半期に比べ今年第2四半期のカード決済件数が2.14倍増加し、関連業種の中で成長の勢いがもっとも際立った。さらに、子供やペットの見守りサービス、出張清掃・洗車などの家庭・車両管理業種(2.01倍)、映像・音楽・図書・ゲームなどのホームエンターテインメント関連業種(1.83倍)の順で増加幅が大きかった。
ホームコノミー関連業種で決済した頻度が最も多かったのは、家事に慣れておらず社会生活を開始して間もない25~34歳(53.7%)のグループ。35~44歳の女性(19.1%)はホームコノミーの「大口客」で、1件当たりの決済金額(2万8840ウォン(約2695円))が最も大きかった。家庭内の主な家事に対する決定権を握っていることが大きく影響していると見られる。ホームコノミー関連業種全体での1件当たりの平均決済金額は2万4393ウォン(約2279円)だった。
国民カードはホームコノミー関連業種の成長の背景として、「自宅で過ごす時間に対する認識の変化」を挙げた。ホームコノミー関連業種の利用経験がある顧客のうち35.9%は、家で過ごす時間が昨年に比べ増加したと回答した。「時間に余裕が生じれば家で過ごす」との回答も51.7%で、「外で過ごす」という回答(21.2%)より2倍以上多かった。余った時間を家で過ごす理由としては「家で過ごすことが真の休息」と考える人が49.5%で最も多かった。次いで「自分がやりたいことが楽にできるから」(32.4%)、「家で楽しめることが多いから」(30.7%)の順だった。家で過ごす時間について一言で表すとすればという質問には「ゆとり」を挙げた人が全体の45.1%と最も多く、次いで「休息」(34.3%)、「コンテンツ」(26.5%)が挙がった。
国民カード関係者は「今回の分析の結果、独居世帯の増加などの人口統計的変化のほかに、家で過ごす時間に対する大衆の認識変化も、家で食べ、楽しみ、専門家の管理を定期的に受けるというホームコノミー関連業種の成長に影響を及ぼしたものとみられる。デジタル技術の発達と家に対する認識の変化に従って、関連産業も持続的に成長し、次第に多様化、専門化すると予想する」と分析した。
パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-18 11:18http://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/917409.html 訳D.K
韓米、共同空中演習を急遽延期…北朝鮮に交渉への復帰促す
韓国と米国の軍当局が、今月中に大規模合同空中演習「ビジラントエース」の代わりに“調整”された形で行う予定だった演習を延期することを決めた。朝米交渉など非核化を含む朝鮮半島の平和に向けた外交的努力を軍事的にも後押しするためだ。
これを受け、10月初めにストックホルムで開かれた朝米実務協議で合意が見送られて以来、暗中模索中だった朝米実務協議が再会されるなど、朝鮮半島平和プロセスに再び弾みがつくだろうという期待混じりの見通しも示されている。「米国が南朝鮮との合同軍事演習から抜けるか、演習自体を完全に中止する」(14日、キム・ヨンチョル朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長の談話)ことを求めてきた北朝鮮側が、これをいかに受け止めるかに関心が集まっている。
第6回ASEAN拡大国防長官会議を機に、タイ・バンコクで会談したチョン・ギョンドゥ国防部長官とマーク・エスパー米国防長官は17日、共同記者会見を開き、11月中に韓米軍当局がともに実施する計画だった合同空中演習を延期すると公式発表した。韓米国防長官による電撃的な合同空中演習の延期の決定と発表は、15日に大統領府で行われた文在寅(ムン・ジェイン)大統領とエスパー長官間の面会の延長線にあるものと見られる。
エスパー長官は記者会見で、「韓米防衛省間の緊密な協議と慎重な検討を経て、私とチョン・ギョンドゥ長官は、今月中に計画されていた合同空中演習を延期することで合意した」としたうえで、「このような決定は、外交的努力と平和を促進する環境づくりのための善意の措置だ」と述べた。チョン長官も「北朝鮮の完全な非核化を果たすという目標に堅固な意志を持っており、そのためには外交手段が最適の方法だ」と強調した。チョン長官は、演習をいつ行うのかについては、「今後行われる事案を見て、韓米間で緊密に協力して決める予定だ」として、“延期の期限”を明らかにしなかった。
エスパー長官は演習延期の決定を「非核化に向けた政治的協議のための善意の措置」だとし、北朝鮮に向けたシグナルも送った。また、「北朝鮮も練習と訓練、そして実験を実施するうえで、それに相応する誠意を示してほしい。我々は、北朝鮮が条件を付けたり、躊躇したりすることなく、交渉テーブルに戻ってくることを求める」と述べた。北朝鮮は2月末にベトナムのハノイで開かれた第2回朝米首脳会談で合意が見送られて以来、5~10月に12回にわたって新型の中・短距離ミサイルや超大型放射砲、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などの発射実験を行った。一方、エスパー長官は韓米合同演習の延期で安保態勢に支障が生じるのではないかという批判を意識したかのようで、「北朝鮮が非核化協議に応じる扉を開いておくために演習を調整する我々の意図が、我々の共同目標や利益、そして価値を増進および守護するための公約をうやむやにするものとして誤って受け止められてはならない」と強調した。
ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2019-11-17 21:04http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/917376.html 訳H.J
[ニュース分析]朝米対話の動力を何とか生かそうとする韓米首脳の「政治的決断」
合同空中演習が急遽延期された理由とは? 15日に文大統領とエスパー長官の面会の際 事実上「練習延期」の方針固まったもよう 金委員長がいかに受け止めるかに注目集まる 朝鮮半島情勢の流れへの影響は必至 一蹴はしないと見られる 朝米の“駆け引き”に肯定的なシグナル 2017年の韓米合同演習の延期の示唆が 平昌五輪・対話の場に導いた経緯も
17日(現地時間)、韓米国防長官が電撃発表した「今年の韓米合同空中演習の延期」は、2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪以後、紆余曲折の中でも持続されてきた朝鮮半島平和プロセスを何とか維持したい南北米首脳の“同床異夢の中での共感”に基づいた韓米首脳の政治的決断といえる。
対北朝鮮制裁とともに韓米合同軍事演習を代表的な「対朝鮮敵対視政策」として非難してきた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、韓米両国の「演習延期」の決定をいかに受け止めるかに、朝鮮半島情勢の流れが影響を受けざるを得ない。ただし、北朝鮮側が「米国が南朝鮮との合同軍事演習から抜けるか、演習自体を完全に中止する」ことを求めながらも、「米国防長官の(合同軍事演習を調整できるという)このような発言が(ドナルド・)トランプ大統領の考えを反映したものだと信じたい。朝米対話の動力を生かそうという米国側の肯定的な努力の一環として評価する」(14日、キム・ヨンチョル朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長の談話)と述べており、一蹴することはないというというのが大方の予想だ。
マーク・エスパー米国防長官は17日、タイ・バンコクでチョン・ギョンドゥ国防部長官と会談し、今年の韓米合同空中演習の延期を公式発表した。当初韓米は、15日にソウルで韓米安保協議(SCM)を開き、大規模な合同空中演習「ビジラントエース」の代わりに11月中に実施する計画だった演習の規模などを調整するための協議を続けていくことにした。当時、チョン・ギョンドゥ長官は「朝鮮半島の非核化と平和を定着させるための方向で、最適な決断を下す」としたが、韓米は結局、演習の延期という結論を下した。エスパー米国防長官は15日、大統領府で文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会ったが、その際、演習の延期に方向を固めたものと見られる。実際、大統領府関係者は「(演習延期の決定は)国防長官だけで決められる事案ではないだろう」と述べ、文大統領とエスパー長官との会談の際、事実上「演習延期の決定」が決まったことをほのめかした。
韓米のこのような決定は、韓米合同空中演習の強行を「対決宣言」と規定したクォン・ジョングン北朝鮮外務省巡回大使の談話(6日)→6・12シンガポール合意の「露骨な破棄、全面否定」だとし、ドナルド・トランプ米大統領を狙ったかのように「裏切られた」と言及した史上初の北朝鮮国務委員会報道官談話(13日)→「外交的必要性によって演習態勢をさらに多く、またはさらに少なく調整する」としたエスパー米国防長官の回答(13日)→「任意の場所・時間に、米国と向かい合う用意」を明らかにしたキム・ミョンギル朝米実務交渉首席代表の談話(14日)→「米国側の肯定的な努力の一環として評価したい」と述べたキム・ヨンチョル・アジア太平洋委員長の肯定的な回答(14日)という流れの中から出た。
朝米がそれぞれマスコミ報道などを通じて公開的なメッセージをやりとりする一方で、水面下では12月中に朝米実務協議の実現などに向けて“駆け引き”をしているものと見られている。北朝鮮は同日午後、「外務省報道官談話」を発表し、国連の北朝鮮人権決議案の採択を激しく非難し、「米国が敵視政策を撤回する問題が対話の議題に含まれるならともかく、その前に核問題が論議されることは絶対ないだろう」と述べ、神経戦を予告した。
韓米合同演習の公式中止または延期の決定は破壊力が大きい。これに先立ち、朝鮮半島情勢が戦争危機の一歩手前まで突き進んだ2017年末、文大統領が平昌冬季五輪を控え、朝鮮半島の緊張緩和に向けて韓米合同演習を延期する可能性を公表(12月19日)し、情勢の行方を交渉の方に大きく変えるきっかけを作った。これは、金正恩委員長が平昌五輪に北朝鮮代表団の派遣の用意があることを表明する新年の辞(2018年1月1日)と、トランプ大統領の合同演習の延期への同意(1月4日)につながった。その後、南北首脳会談が3回、朝米首脳会談が歴史上初めて開かれるなど、朝鮮半島に平和ムードが作られた。北朝鮮が「敵対行為」と規定する韓米合同軍事演習の延期、中断が対話の場を開いたのだ。
ノ・ジウォン、イ・ワン、イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2019-11-17 21:04http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/917375.html 訳H.J
「米、日本にも防衛費分担金5倍増額要求」…米国でも批判高まる
韓国に対し防衛費分担金引き上げの圧迫を加えている米国が、日本にも防衛費分担金を現在の4~5倍に引き上げることを要求したとの報道が出てきた。同盟に対するドナルド・トランプ行政府の過度な「金銭要求」に米国内でも批判の声が高まっている。
外交専門メディア「フォーリン・ポリシー」は15日(現地時間)、7月にホワイトハウスのジョン・ボルトン当時国家安保補佐官とマット・ポッティンジャー国家安保会議アジア担当先任補佐官が北東アジア地域を訪問した際にこのような要求事項を日本に伝えたと、前・現職官吏の話を引用して報道した。日本には現在、約5万4千人の米軍が駐留しており、来年3月に終了する米日防衛費分担金協定に基づき日本は今年約20億ドルを負担している。米国はここからさらに300%引き上げた80億ドルを要求したと前職の国防官吏たちが伝えた。
米国が要求する増額規模は、これよりさらに大きいという報道もある。日本の共同通信はこの日、政府関係者の話を引用して、米国が要求した防衛費分担金の規模は現在の5倍で、そのまま確定すれば1年に9800億円(約90億2千万ドル)以上を出すことになると報道した。トランプ行政府は、北大西洋条約機構(NATO)にも防衛費分担金の増額を要求しており、NATOとカナダは2016年以来、来年末まで1000億ドル以上を増額することになるとフォーリン・ポリシーは伝えた。
すでに米国は、現在進行中の韓国との第11次防衛費分担金特別協定(SMA)協議にあわせて高位関係者が総出動し、防衛費分担金の大幅引き上げを公開的に圧迫している。米国は韓国に対し、今年の分担金(約1兆ウォン=935億円)の5倍まで引き上げることを要求しているという。
こうした過度な増額要求は、米国との同盟関係を害しかねないという警告が出ている。保守指向のシンクタンクであるヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は同メディアに「数字が過度なだけでなく、それを行う方式においても、このような要求は伝統的な友邦たちに反米主義を触発しかねない」として「同盟を弱め抑止力と米軍駐留兵力を減らすことになるならば、北朝鮮、中国、ロシアに利益を与えることになる」と主張した。
米国のシンクタンク「民主主義守護財団」のデービッド・マクスウェル上級研究員は15日、ワシントンで開かれたアジア政策研究所主催のセミナーで、防衛費の分担は近い将来の米国の同盟構造全体に影響を与える問題だとし、「米国の同盟が共同の利益と価値、戦略に基づいたものか、あるいは米軍に対し支援される金額にだけ依存した純粋な取引関係に変貌するかの問題」と指摘した。米国民主党のグレース・マン下院議員はこの日、マイク・ポンペオ国務長官とエスパー国防長官に書簡を送り、「韓国から1年内に500%の増額を要求することは、重要な同盟の相互利益を考慮していないことを示すもので、米国の安保とこの地域での経済的利益を危険に陥れる」として再考を促した。
一方、来年から適用される第11次韓米防衛費分担金特別協定締結のための3回目の会議が18~19日にソウルで開かれる。韓米間の意見の隔たりが大きい状況なので、今回の3回目の会議でも両国はきっ抗した綱引きを繰り広げるものと見られる。
ワシントン、東京/ファン・ジュンボム、チョ・ギウォン特派員、ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2019-11-17 17:25http://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/917332.html 訳J.S