北朝鮮が5日ぶりに朴槿恵(パク・クネ)大統領の「統一外交」発言を批判した。しかし、南北関係を考慮したためか、発言はそれほど厳しいものでなかった。また、北朝鮮はギクシャクしている朝中関係を反映したように、習近平・中国国家主席の祝電を公式メディアであまり大きく取り上げない姿勢を示した。
北朝鮮の祖国平和統一委員会のインターネットサイトである「わが民族同士」は8日、論評を通じて朴大統領の「統一外交」発言について「今日の朝鮮半島情勢の流れにあまりにも逆行する恥ずべき言辞と言わざるを得ない」と批判した。論評は「わが民族同士のことで、外部勢力に祖国統一の問題、北南関係の問題を卑屈に請託する必要がどこにあるだろうか」と「とげとげしい一言、失礼な行動一つによって、合意が紙くずとなり、北南関係が再び対決の原点に戻るかもしれない」と述べた。しかし、北朝鮮が政府機関の公式談話ではなく、「わが民族同士」のサイト上で1日に数回発表している論評を通じて反応を示したは、批判のレベルを調節したものと評価される。
韓国語原文入力:2015-09-09 19:56