登録 : 2015.06.30 06:56 修正 : 2015.06.30 08:32

加藤達也・産経新聞前ソウル支局長=資料写真//ハンギョレ新聞社
朴大統領の7時間を報道した前産経支局長裁判
カーク記者「誹謗というより興味深い記事に思えた」

 朴槿恵(パク・クネ)大統領とチョン・ユンフェ氏の関係に対する疑惑をコラムで扱い名誉毀損容疑で起訴された加藤達也・産経新聞前ソウル支局長(49)の裁判が8月に終わる見込みだ。

 29日に開かれた第6回公判には、長年韓国で特派員として活動した米国の記者、ドナルド・カーク氏が証人として出席し、「記事に敏感に反応しすぎた」と朴大統領の対応や検察の起訴に対する評価をした。

 この日午後、ソウル中央地方法院刑事30部(裁判長イ・ドングン)の審理で開かれた加藤前支局長に対する第6回公判に証人として出席したカーク氏は「誹謗よりは(当時)おきていたことに対する興味深い記事を書いたものに思える」と述べ「名誉を傷つけるためにでなく、そんな話が出回っているという文章なのに、その記事に対する反応が敏感すぎた(overly sensitive reaction)と思う」と述べた。カーク氏は米紙USAトゥデイとシカゴトリビューンの韓国特派員を経験し、韓国の国際通貨基金(IMF)救済金融事態、金大中(キム・デジュン)元大統領、現代グループなどを素材に著書がある韓国通の記者として知られる。

 これに先立ち加藤前支局長は「朴大統領はセウォル号事故当日の行方が不明となり、その理由が男女関係のためという疑惑がある」と朴大統領のセウォル号当日の行跡をチョン氏とからめた噂を紹介するコラムを産経新聞ホームページに載せた理由で起訴された。

 カーク氏は「米国ではこういう記事を書いたことで名誉毀損で起訴されることはない」と述べ「一般的にただ過ぎ去るだけの記事なのに(起訴によって)すべての人の注目をあびる事件になった」と述べた。

 だが検察は、カーク氏が朴大統領とチョン氏の岳父チェ・テミン氏の関係、チョン氏についてよく知らないという事実を聞くと、「記事を理解するのに必ず必要な人物に対する背景的知識なしに記事を読んだと思われる」と指摘した。

 この日の裁判ではチョン氏が検察調査を控えた昨年8月に6回にかけ占い師のイ氏と通話した事実が新たに明らかにされた。検察はチョン氏がセウォル号事件当日、ソウルの平倉(ピョンチャン)洞のイ氏宅にいたと明らかにしたことがある。検察は「短い通話が多く、単純な安否の電話と推定される」と明らかにした。

 この日、裁判所は朝鮮日報のチェ・ボシク先任記者に対する証人採択を撤回し、8月中に裁判を終わらせると明らかにした。加藤前支局長はチェ記者が書いた「大統領をめぐる噂」というコラムを参考にして記事を書いたと明らかにしている。裁判所はチェ記者が「言論の自由と取材倫理により取材源を明らかにできないと欠席理由を明らかにした」と説明した。

ソ・ヨンジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-29 22:41

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/698114.html訳Y.B

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