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「月城1号機を閉鎖せよ」慶州・蔚山住民反発強まる

登録:2015-03-02 21:49 修正:2015-03-03 08:04
再稼動に反対して原発前で座り込みやデモを実施する
月城1号機 //ハンギョレ新聞社

 「安全のための考慮が全くない状態で、原子力安全委員会が月城(ウォルソン)1号機を2022年までに寿命延長することを決定しました。不安でもうやりきれないです。月城1号機が閉鎖されるまで、集会、座り込み、デモなどのすべての方法を動員するつもりです」

 月城原発1号機周辺に住んでいる慶北慶州(キョンジュ)地域住民と近くの蔚山(ウルサン)住民が2日、月城1号機の閉鎖を強く要求した。慶州市陽南(ヤンナム)、陽北(ヤンブク)、甘浦(カムポ)邑住民が組織した「東慶州対策委員会」はこの日午前10時、慶州市役所で緊急記者会見を開き、原子力安全委員会を糾弾した後、5日から月城1号機南正門前でテント座り込みに入ると発表した。続いて12日には、地域住民が大勢参加する集会を計画している。キム・ジテ東慶州対策委員会事務局長(48)は「月城1号機は必ず閉鎖されなければならない。それまで地域住民とともに戦いを続けていく」と述べた。月城原発1号機隣接地域対策委員会、羅児(ナア)里対策委員会、奉吉(ポンギル)里反対闘争委員会などはこの日、月城原発1号機の北門、南門などに集まって「原発を閉鎖するか、それとも住民を別の場所に移住させてほしい」と主張し、立札をもってデモを繰り広げた。

 慶州核安全連帯などの市民団体も、この日の慶州市役所で記者会見を開き、「原子力安全委員会の月城1号機の寿命延長の決定は無効である。国会での寿命延長の審査を再度行ってほしい」と要求した。慶州市議会原子力特別委員会もこの日、緊急会議を開いて、原発運営する公企業である韓国水力原子力と慶州市公務員を出席させ、月城1号機の寿命の延長に伴う対策を議論した。

 月城1号機と隣接する蔚山ではこの日、現代自動車、現代重工業労組をはじめとするいくつかの市民社会労働団体と脱核蔚山市民共同行動などの会員60人余りが蔚山市役所のプレスセンターで記者会見を開き、「月城1号機の寿命延長の決定は無効」だとし、原子力安全委員会の解体と寿命延長の公開検証を訴えた。

大邱、蔚山/ク・デソン、シン・ドンミョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015.03.02 20:44

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/680473.html  訳H.J

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