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[朴槿恵政権の2年] 政治専門家による朴槿恵政権2年間の成績は落第点のD

登録:2015-02-27 22:40 修正:2015-02-28 08:37
政治・経済・社会のほとんどで“落第点”
 20人中5人だけ「任期残り3年は良くなる」
分野別における朴槿恵政権2年間に対する専門家の評価(平均点数)。上から政治(1.15)D/経済(1.50)D/社会(1.80)D/外交統一(2.15)C/平均(1.65)D。※A(4点満点)、B(3点)、C(2点)、D(1点)F(0点)で計算した平均//ハンギョレ新聞社

  朴槿恵(パク・クネ)政権の2年間の成績について、政治専門家たちは落第点に近いDを付けた。

 ハンギョレが20人の政治関連の大学教授、専門家、市民社会団体の活動家などを対象に、朴槿恵政権発足2年についてアンケート調査を行った結果、専門家は4.0点満点に平均1.65点、Dの単位を付けた。調査は、24日から3日間にわたって専門家20人に政治、経済、社会、外交統一など分野別に単位(A・B・C・D・F)の評価を依頼し、成績別にそれぞれ4(A)〜0 (F)点を与える方法で行われた。

 専門家が付けた点数を分野別に見ると、政治の分野が平均D(1.15点)で最も低く、外交統一分野の点数が最も高かったが、C(2.15点)の水準だった。経済(1.5点)、社会(1.8点)もすべてDにとどまった。

 大統領が2年間の国政運営で見せてくれた「政治」について、保守・革新の専門家とも“落第点”に近い評価を下した。 「政治を事実上拒否した」(モク・ジンヒュ国民大学教授)、「大統領が政治を遠ざけた」(イ·サンドン中央大学名誉教授)などの極端な評価から「人事の失敗」と「大統領府と与野党間の不通」などの具体的な指摘が相次いだ。外交統一分野だけ「相対的に安定性が浮き彫りになった」(ユン・ピョンジュン韓神大学教授)などの肯定的な評価が出た。

 専門家は、残りの任期3年の間に「5·24措置の解除など、南北関係の正常化」(8人)、「野党との疎通、与党と大統領府との関係の活性化を通じた政治復元」(7人)、「福祉·税務関連の社会的な大妥協」(7人)などの課題を重点的に解決すべき問題として挙げた。

 しかし、朴大統領の残りの任期の見通しに関する質問に対して、「悪くなる」(8人)、「今とあまり変わらない」(7人)という回答が多く、「よくなる」との回答は20人のうち5人に過ぎなかった。セヌリ党の再執権の可能性については「おおむね高い」、「半々だ」、「おおむね低い」(各6人)、「非常に低い」(2人)で分かれた。

イ·スンジュン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 015.02.27 19:51

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/680141.html  訳H.J

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