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韓国の公捜処法改正、「3日戦争」に突入

登録:2020-12-07 05:17 修正:2020-12-07 09:56
与党、「7日に法制司法委員会を通過させ、9日に処理」 
野党「国民の力」、「国民の抵抗にあうだろう」
与野党の院内代表が11月23日、国会議長室で挨拶を交わしている。左側から民主党のキム・テニョン院内代表、パク・ビョンソク国会議長、国民の力のチュ・ホヨン院内代表=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 共に民主党は、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)長候補の推薦要件を緩和した公捜処法改正案の単独処理手続きに入った。7日に国会法制司法委員会の法案小委員会という1次阻止線を突破した後、法制司法委員会の全体会議という2次阻止線を経て、9日の定期国会で最後の本会議という最終関門を越えるというのが民主党の計画だ。

 民主党のキム・テニョン院内代表は5日夜、フェイスブックに投稿し、「6日までに与野党が公捜処長の候補合意のために最善を尽くす。合意に至らない場合、来週の定期国会の間に推薦要件を変更する法改正を行う」と明らかにした。民主党の初当選議員9人も6日午前、国会疎通館で記者会見を開き、公捜処法改正案の処理を求めた。キム・ヨンミン議員は、「野党を説得しなければならないと考えるあまり、肝心の国民を説得できないのではないか。もう、国民と結んだ約束を果たすゴールデンタイムだ」と述べた。

 党内では、7日の法制司法委員会の法案小委員会で公捜処法改正案を一次通過させた後、法制司法委員会の全体会議を経て、9日の本会議に上程する「3日完成シナリオ」が前向きに議論されている。指導部のある議員は、「公捜処法と警察法・国家情報院法の改正案や商法改正案などを、7日の法制司法委員会で通過させるというのが党の方針」だとしながら、「野党が態度を変えなければ、これ以上の交渉はないだろう」と述べた。

 野党「国民の力」は、ひとまず公捜処長候補の推薦について、「明日までに(推薦委員会を再稼動する案などに)合意し、(方法を)探るよう努力する」と述べた。しかし、民主党が要求するスピードに合わせる意向はないという点も明確にした。チュ・ホヨン院内代表はこの日の緊急記者懇談会で、「民主党が意に沿う人を探すために無理に法改正を行えば、国民的な抵抗にあうだろう」と述べた。

チョン・ファンボン、チャン・ナレ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/972998.html韓国語原文入力:2020-12-07 02:30
訳M.S

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