共に民主党は24日に緊急最高委員会議を開き、朴槿恵(パク・クネ)大統領の顔を裸体画と合成するなどの“風刺作品”展示会を主催して物議を醸したピョ・チャンウォン議員を、党の倫理審判にかけ懲戒の判断を問うことにした。パク・ギョンミ代弁人は「反女性的な側面のある作品を議員の主催で国会で展示するのは適切でないという判断により、このように決定した」と明らかにした。
これについてピョ議員はフェイスブックに「明らかに私の趣向ではないが、『芸術の自由』の領域に含まれると考えた』と述べながらも「意図せざる弊害を起こした点について指摘して下さる方も数多くおられる。尊重する。責任を取らねばならない場合は取る」と明らかにした。
これに先立ちピョ議員は「表現の自由に向けた芸術家の風刺連帯」と20日から国会議員会館ロビーで「ゴッバイ展」(もうすぐBYE!展)を行なった。問題になった作品「汚い眠り」は、作家のイ・グヨン氏がフランスの有名画家エドゥアール・マネの「オランピア」とイタリアの画家ジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」を混合してパロディー化したものであり、裸で眠っている女性の姿を描いた原作と朴大統領の顔を合成した。これに対してセヌリ党はもちろん、国民の党の女性議員たちも「女性政治家嫌悪が込められた作品の展示を撤回せよ」と反発し、文在寅(ムン・ジェイン)元民主党代表もフェイスブックに「芸術では批判と風刺が重要だが、政治では品格と節制が重要だと考える」と批判の文を載せた。
この風刺絵は保守派団体の攻撃対象にもなった。永登浦(ヨンドゥンポ)警察署はこの日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会議員会館1階ロビーにあった「汚い眠り」を投げつけて破損した疑い(財物損壊)で「自由民主主義守護市民連帯」所属のS氏(63)など2人を在宅捜査中だと明らかにした。彼らは警察の取調べで「(大統領の)裸体の絵を展示し、気分が悪くて(絵を)破損させた」と供述し、犯行を認めたと伝えられた。