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「リメンバー4・16」…新年初のろうそく集会で点灯

登録:2017-01-05 22:11 修正:2017-01-06 07:30
「朴槿恵政権の即刻退陣、早期弾劾、弊害の清算行動の日」集会が開かれた先月24日午後、ソウル光化門広場にセウォル号の犠牲者を追悼し、朴槿恵大統領の7時間疑惑の解明を促すろうそくが灯っている=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 新年初のろうそく集会はセウォル号のための集会として開かれる。 今月9日は、セウォル号事故の発生から1000日目を迎える日だ。

 「朴槿恵(パク・クネ)政権退陣のための非常国民行動(退陣行動)」は5日、ソウル貞洞(チョンドン)の民主労総大会議室で記者会見を開き、7日に開かれる11回目のろうそく集会のタイトルを「『朴槿恵は降りて、セウォル号は揚がってこい』に決めた」と発表した。

 今回のろうそく集会ではセウォル号の真相究明と責任者処罰を重点的に要求する計画だ。7日午後5時30分に始まる本集会にはセウォル号事故から生還した生徒たちが舞台に上がり、生存被害者として過ごした1000日間について語る。セウォル号の家族で構成された4・16合唱団の公演とセウォル号の追悼詩「息をするのも申し訳ない4月」を書いたハム・ミンボク詩人の朗読など、セウォル号を記憶するための舞台が設けられる。「セウォル号7時間」の真実究明を願う意味で、午後7時に一斉消灯するパフォーマンスも行う。また、セウォル号遺族らは生徒たちの1年生の頃の団体写真などを掲げ、大統領府に向けて行進する計画だ。セウォル号遺族が開いた記者会見で「ユミンのお父さん」キム・ヨンオさんは「1000万ろうそくに希望を見出したが、過去にろうそくが消えていくのを経験したため、まだ恐怖心が残っている」とし、「セウォル号惨事の真相究明と安全社会の建設を実現させるのは、ろうそく民心だけだ。ろうそくを絶やさないでほしい」と訴えた。

 「4・16セウォル号惨事国民調査委員会」も同日午後2時「セウォル号沈没事故と弾劾」をテーマに国会で創立討論会を開いた。報告者として参加した民主社会のための弁護士会のセウォル号タスクフォースチーム長イ・ジョンイル弁護士は、朴大統領が事故当日の午後5時15分に中央災害対策本部を訪問して「生徒らが救命胴衣を着ているのに、発見がそんなに大変ですか?」と述べたことに対し、「沈没の状況だけでなく、救助の現況までまったく把握していなかったことを自ら認めたもの」だとし、「その後も、朴大統領は救助と収拾に向けた対策会議を開かず、いかなる指示も下さなかった。 必ず弾劾されなければならない」と話した。 国民調査委員会は4・16セウォル号惨事特別調査委員会の活動が終了されたことを受け、被害者遺族たちが民間レベルの調査を続けていくために作った機関だ。

ホ・スン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-01-05 18:25

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/777558.html 訳H.J

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