韓国のイ・ジュンシク社会副首相が「歴史教科書の国定化作業は揺らぐことなく推進する」として「国定教科書の編纂基準を7月頃に原稿本が出てくれば公開する方案を検討できる」と25日明らかにした。 今回の総選挙後、「共に民主党」や「国民の党」などの野党は協力して国定教科書を廃止する意向を明らかにしている。
イ副首相はこの日開かれた記者懇談会でこうした立場を明らかにし、「国定教科書は本来の計画どおり、つまずくことなく進行している」として「7月に原稿本が出て来て、改稿を経て11月に編纂基準と執筆陣を公開するのが原則」と説明した。 さらに「執筆陣の公開は11月に発表するという方針に変わりがない」として「執筆する方々が安定した環境で執筆できるようにすべきで、(内容の公開)以前に執筆陣を発表すれば電話を受けたり個人攻撃などが起きる可能性があるので慎重に進めている」と付け加えた。
イ副首相は最近「不正入学」が問題になっている法科大学院(ロースクール)入試選考の全数調査の結果発表と関連し、「入試選考の手続きと方法の適切性を検討してきた」として「色々な事例があって軽重を見極めているが、近い将来に内容を整理して発表できるだろう」と述べた。
そのうえで「教育部で自主的に処理できる部分と法により処理する部分がどこなのかを調べている」として「社会的に敏感な内容なので慎重に進めている。 発表する内容と範囲については法務法人に法理解釈を要請している」と付け加えた。