登録 : 2016.03.24 02:12 修正 : 2016.03.24 06:40

23日、ソウルで開かれた国史編纂委員会創立70年記念式で、イ・ジュンシク社会副首相兼教育相が祝辞を終えた後、挨拶している。キム・ジョンベ国史編纂委員長(左から2番目)の後ろで国史編纂委員に委嘱されたイ・ジェボム京畿大学教授が拍手を送る=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
14人のうち5人留任、9人交替 
チョン・ギョンヒ、イ・ジェボム委員、積極的な賛成論者 
残りも反対しない人物で 
国定化に反対する委員は排除
「新委員の面々、偏向的」

 国史編纂委員会(国編)が国史編纂委員16人のうち9人を入れ替えた。昨年、中高校歴史教科書の国定化に反対した編纂委員をほとんど排除し、国定化に賛成する人物たちに新たに委嘱したことで、偏向性が問題になっている。

 ハンギョレが22日に確認した結果、国史編纂委員会は、今月18日、「2016年第1回国史編纂会議」を開いて第18代国史編纂委員16人を委嘱した。キム・ジョンベ国史編纂委員長とチン・ジェグァン偏史部長を除く編纂委員は14人だが、このうちのイ・ギドン東国大学教授をはじめ、カン・ミョンヒ教授(ハンセ大学)、ソン・スンチョル教授(江原大学)、チェ・ソンラク教授(木浦大学)、ホ・ドンヒョン教授(慶煕大学)など第17代委員の5人を留任させ、残りの9人を交替した。国編は昨年10月に第17代編纂委員の任期が終わってから、約5カ月もの間、第18代新任委員の委嘱を先送りしてきた。

 新旧編纂委員の名簿を検討した歴史学界からは「新任委員の偏向性」を指摘する声があがっている。ヨンサン大学のチョン・ギョンヒ教授など、新たに委嘱された編纂委員9人のほとんどは、国定化を主導したか、現職の歴史学者の大多数が参加した国定化反対宣言に名を連ねていない人たちだ。チョン・ギョンヒ教授は著書の『韓国史教科書、いかに偏向しているのか』で、検定教科書の「偏向性」をめぐる論議を主導した人物であり、京畿大学のイ・ジェボム教授は、「国が執筆を求めるなら、知識人として応じる義務と責任がある」という所信を表明した。ソウル大学のパク・ジヒャン教授は『解放前後史の再認識』を書いたニューライト志向の学者だ。チョ・ㇵンギョン全国歴史教師会元会長は「ソウル大学のキム・ヨンナ教授、建国大学のハン・サンド教授、漢陽大学のシン・ソンゴン教授、祥明大学のキム・ムンジャ教授、円光大学のイ・ナムヒ教授など新しい編纂委員たちは、国定化反対のための教授宣言に参加しなかった」と説明した。

 一方、国定化に反対したり、否定的な第17代の編纂委員たちは、ほとんど委員から退いた。釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・慶尚南道地域の歴史専攻教授らによる国定化反対と、執筆拒否宣言に名を連ねた昌原大学のト・ジンスン教授は留任されなかった。当初国定教科書執筆陣に選ばれたが、「護憲撤廃時局宣言」に参加した履歴などを理由に脱落した。京城大学のハン・ギュチョル教授も今回委員会を去った。

 チン・ジェグァン偏史部長は、「時代別に国編委員を選び、本人の意思を確認する過程で、国定化に反対する教授らが留任を拒否した可能性もある」と説明した。しかし、第18代編纂委員に留任されなかったある教授は、「留任するかどうかは訊かれなかった。そのような連絡を受けたこともない」と述べた。延世大学史学科のㇵ・イルシク教授は、「学界での地位や学問的な力量とは無関係に、政治的な側面が強く、政権に好意的な人たちがかなり入ったようだ」とし、「国編委員のステータスが以前よりも低くなっている」と残念がった。

チョン・ジョンユン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-03-23 20:17

http://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/736539.html訳H.J

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