登録 : 2016.04.11 22:36 修正 : 2016.04.12 16:09

労働者の能力レベル別の雇用率と賃金レベルの国際比較//ハンギョレ新聞社

OECD22カ国と比較すると 
非熟練者の雇用率、日本に続き2位 
熟練者の雇用は最下位レベル 
質の良い仕事は不足している

 パク・ジミン氏(29、仮名)は、3年間マスコミ業界を目指して就職活動を続けている。最初は主要放送局と日刊紙だけに挑んでいたが、1年前からは比較的に小規模なインターネットメディアや広報企画会社などにも志願している。ジャーナリズムスクールに通い、時事週刊誌のインターン記者としても経験を積んだが、なかなかマスコミ業界の敷居を越えられなかった。マスコミ各社の公開採用が年々減少しているのも、パク氏をさらに不安にさせている。「手遅れになる前に、他の仕事を探した方がいいですかね?」

 11日、韓国職業能力開発院が最近発表した報告書「韓国のスキル・ミスマッチと労働市場の成果の国際比較」によると、韓国は経済協力開発機構(OECD)諸国の中で唯一、個人がスキル(Skill)を磨いても雇用率は高くならない国であることが分かった。経済第協力開発機構(OECD)が22カ国を対象に、16〜25歳の成人の認知能力を測定した「国際成人スキル調査(2013年)」を分析した結果だ。

 OECD諸国は、平均的に熟練者の雇用率(81.7%)が非熟練者(54.8%)を大きく上回った。しかし、韓国では熟練者(66.8%)と非熟練者(65.2%)の雇用率がほぼ同じだった。非熟練者の雇用率は日本(65.6%)に続き2番目に高い一方、熟練者の雇用率は、最下位レベルだからだ。報告書は「韓国の非熟練者は、低賃金に甘んじて労働市場に参加する反面、熟練者は自分の熟練度に合わせて仕事を見つけようとするが、そのような仕事が不足しており、労働市場に参加する機会が限られている」と分析した。

 国際比較の結果、韓国の人材のスキルは、22カ国のうち15位で、特別に高くはなかった。それでも能力過剰現象が現れる理由は、仕事で求められる能力はそれよりも低いからだ。質の良い仕事がOECD諸国に比べて非常に不足しているという意味だ。

 同報告書を作成した韓国職業能力開発院のパン・ガウン副研究委員は、「韓国の能力過剰は熟練の技能が求められる良い仕事は不足している一方、非熟練でもこなせる質の低い仕事が多いことによるものだ」とした上で「教育訓練システムの画期的な改善だけでなく、良い仕事を創出するために、企業の生態系をより水平的に変えて、企業の革新を誘導する政策を展開すべきだ」と提案した。

 一方、雇用労働部はこの日、韓国産業人力公団、韓国職業能力開発院と一緒に世宗(セジョン)市に「人的資源開発委員会支援センター」と「仕事と学習の並行制度と成果管理の支援センター」を開設した。「人的資源開発委員会支援センター」は、職業訓練の市場を地域別・業種別に調べて人材需給の不均衡などを研究し、代案を提示する計画だ。仕事と学習の並行制度と成果管理の支援センターは、仕事と学習の並行制度の経済・社会的費用と便益を実態調査で分析する。

チョン・ウンジュ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-11 20:12

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/739232.html訳H.J

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