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金正恩第1書記「実用衛星もっと打ち上げる」

登録:2016-02-15 23:56 修正:2016-02-16 07:14
朝鮮新報「開城工業団地賃金転用」に反論
金正恩・北朝鮮労働党第1書記(右)が13日、長距離ロケット「光明星4号」の発射に寄与した関係者のために牡丹館で歓迎の宴会を開いたと朝鮮中央テレビが15日報道した。約4カ月ぶりに公開行事に姿を見せた夫人の李雪主氏金第1書記の左に座って笑っている=朝鮮中央テレビ/連合ニュース

 金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党第1書記が「実用衛星をもっと打ち上げなければならない」と話した。 7日に行われた北朝鮮の長距離ロケット発射以後、金第1書記の初の公式発言だ。

 金第1書記は労働党中央委員会が「光明星4号」の発射に寄与した関係者のために13日、平壌(ピョンヤン)の牡丹館で開いた歓迎宴会でこう話したと労働新聞が15日報じた。 金第1書記は祝賀演説で「敵対勢力がいつにも増して我々を窒息させるために暴れている複雑な情勢の中で、第7回党大会を目前にして国の命運と祖国の尊厳をかけて地球観測衛星の発射を決心」したとし、長距離ロケット発射決定の理由として「第7回党大会」を挙げた。 彼はまた「主体衛星が0.001ミリの誤差もなく正確に宇宙に駆け上がった」と評価した。 夫人の李雪主(リソルチュ)氏とともに宴会に参加した金第1書記は勝利の喜びを分かち合う乾杯も提案した。

 一方、この日、北朝鮮の考えを反映する在日本朝鮮人総連合会の機関紙、朝鮮新報は、「開城(ケソン)工業団地閉鎖」という報道で「工業団地から入る安い労賃など極めて微々たる金額だ。北に入る分と南が手にする取り分の比率は1対15~30」として、開城工業団地賃金転用主張は話にもならないと反論した。 また「(開城工業団地の全面稼働中断は)2013年に結んだ開城工業団地正常化のための合意書に対する全面違反」とし「南側の124の入居企業と5000~6000に及ぶ関連企業の連鎖倒産、大量失業など悪夢のような禍を持たらしかねない危機が作られた」と主張した。

キム・ジンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/730454.html 韓国語原文入力:2016-02-15 19:32
訳J.S(964字)

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