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米国防当局者「北朝鮮で燃料注入始まる」

登録:2016-02-06 00:55 修正:2016-02-06 06:28
「早ければ数日内に発射準備完了」 
韓米日、画像情報共有会議を開催
北朝鮮専門ウェブサイト「38ノース」が1日撮影された「エアバス・ディフェンス・アンド・スペース」の衛星写真を入手し判読した結果を3日公開した=「38ノース」からキャプチャー/聯合ニュース

 北朝鮮が、平安北道鉄山(チョルサン)郡東倉里(トンチャンニ)発射場のロケットへの燃料注入を始めたと見られると、朝日新聞が米国国防当局者を引用して、5日報じた。米国防当局者は、軍事偵察衛星などを通じて確保した情報分析をもとに、既に燃料注入が始まったと判断したとして、「早ければ数日内に発射準備が整う」と述べたと同紙は報じた。米国防当局の分析によると、4日以降、発射場周辺の人や機材の動きが活発になったと同紙は付け加えた。北朝鮮は8〜25日の間に「地球観測衛星光明星」を打ち上げることを国際機関に通知した状態だ。

 ムン・サンギュン国防部報道官も同日の定例ブリーフィングで、「北朝鮮が通知した発射予告期間が近づいたため、発射準備がかなり進んだ可能性を念頭に置いて追跡と監視を行っている」と述べた。ただし、ムン報道官は、発射場周辺の具体的な動向については言及を避けた。

 ハン・ミング国防長官は、ソウル・龍山(ヨンサン)の国防部庁舎で「危機状況評価会議」を開き、「北朝鮮の長距離ミサイル発射に関連した軍事態勢を点検し、対策を協議した」と国防部が明らかにした。韓米日3カ国の国防当局はこの日、次長級画像情報共有会議を開いた。

 外交部当局者は「北朝鮮が長距離ミサイルを発射すると、安保理会議が自動的に招集される」とし「北朝鮮が核実験に伴う安保理決議が採択される前にミサイルを発射すると、2つの異なる決意を出すか、両方の問題をまとめて一つの強力な決意を出すのかも、議論して決めることになるだろう」と述べた。外交部当局者は「安保理制裁決議と関連して、米中の間に隔たりが大きく、時間がかかるものと思われる」と伝えた。

 ユン・ビョンセ外交部長官は、世宗路の政府ソウル庁舎別館(外交部庁舎)で米国、日本、オーストラリア、欧州連合(EU)代表部大使に会い、「各国がこれまで以上に強力な追加制裁措置をとることの意志を共有し、多次元的かつ重層的な制裁措置を講じていくことにした」と外交部が発表した。

イ・ジェフン記者、北京/ソン・ヨンチョル特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-02-05 19:24

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/729574.html 訳H.J

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