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元慰安婦被害者に日本を許せ? 保守団体主張に母親たちが抗議の行動

登録:2016-01-08 08:39 修正:2016-01-08 13:02
日本軍「慰安婦」合意に反発する母親たち
平和母の会と梨花女子大民主同窓会メンバーが7日、ソウルの駐韓日本大使館前で「慰安婦」韓日交渉を批判し記者会見をしている=イ・ジョンヨン先任記者//ハンギョレ新聞社

 母親たちが無伴奏で「岩のように」を歌い始めると、すぐ横に立っていた若者たちも聞き慣れたリズムに合わせて体を動かした。歌は、日本軍「慰安婦」問題解決のための定期水曜デモで彼らが頻繁に歌ってきたものだ。パク・ヨンシンさん(55)はそんな若者たちを見て、大学に通う息子のチェ・チウォンさん(24)を思い浮かべた。

「息子と同じ年頃の子どもたちなのに、大人たちの過ちのために寒い日の街頭で苦労している姿を見ていると、心が痛みます。母親なら、あんな苦労をしないですむ正しい世の中を作ってあげたいと思うはずではないですか」。チェさんは申し訳なさそうに若者たちを見ていた。

 平和母の会と梨花女子大学民主同友会(梨大民主同友会)メンバーたちは7日、ソウル鍾路区中学洞の平和の少女像(少女像)前で記者会見を開き、「被害当事者の要求を踏みにじる韓日合意を受け入れることはできない」とし「この地の平和のために日本は真の謝罪をしなければならない」と要求した。会見後、彼女たち少女像見守り役を自任する息子や娘ほどの若者たちに手袋20足と携帯カイロを手渡した。

平和母の会・民主同友会が動く
保守団体の母親らが
「日本を許すべき」と主張し憤慨

「被害当事者の要求踏みにじる
韓日合意は受け入れられない」

少女像見守り役の若者たちに
手袋や携帯カイロを渡して共に歌う

若者たちは「大韓民国孝行娘連合」結成
日本の謝罪受け入れる「父母連合」に応戦

 50代以上の女性が主軸となる彼女たちが、この日、少女像前に現れたのは「本当の母親たちが怒っている」ことを示すためだ。「慰安婦」問題に対する韓日政府合意後、「母親部隊奉仕団」「脱北母の会」「父母の会」など保守団体の女性たちが“母”という名のもとに、「日本が責任を認めたのだから慰安婦ハルモニ(お婆さん)も許すべきだ」と主張したことに憤慨した。ペ・ウェスク梨大民主同友会対外協力委員長は「女性であり高校生の娘を持つ母親として、母親部隊などがハルモニに要求する『赦し』はとても暴力的に感じた」とし「本当に母親なら、10億円のお金と少女像を取り換えようとという日本政府の話を責任認定と言い、同じ女性のハルモニが体験した苦痛な時間を忘れろなどと言うことはできない」と批判した。

 彼女たちが本当の母親を自任する一方で、娘ほどの年齢の若者たちは、本当の「孝」がなんなのかを見せようとしている。前日に大韓民国父母連合などが「日本の謝罪を受け入れる」との趣旨の記者会見をすると、彼女たちは「大韓民国孝行娘連合」というフェイスブックのページを設け、団体を作る計画をたてた。父母連合の集会時に慰安婦被害者を連想させる韓服姿で「愛国とは太極旗(韓国国旗)に忠誠を尽くすためのものでなく、溺れる子どもたちを救うことです」と書かれたプラカードを持って抗議したパフォーマンスアーティストのホン・スンヒさん(26)は、「赦しを強要する大人たちを見ていて、先に逝かれたハルモニが思い出され胸が痛んだ」とし「私たち孝行娘連合は人間に対する礼儀を前面にして、父母連合の親たちをも自らの尊厳を守れるようにするだろう」と話した。前日夜に設けられた孝行娘連合のフェイスブックには、たった1日で7日午後まで6000以上の「いいね」が寄せられた。

 韓日政府の慰安婦合意に反対する集会は週末も続く。日本軍「慰安婦」問題韓日交渉廃棄大学生対策委員会と市民社会団体は9日午後、ソウル市庁前広場で合意無効を求める集会を開いた後、少女像前まで行進し「土曜デモ」を継続する計画だ。

パン・ジュノ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-01-08 00:41

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/725145.html?_fr=st1 訳Y.B

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