朴槿恵(パク・クネ)大統領が拘束されているハン・サンギュン全国民主労働組合総連盟委員長宛に「ご健勝とご多幸をお祈りする」という内容の年賀状を送った。
イ・ヨンジュ民主労総事務総長は21日午前、自分のSNSにハン委員長宛に送られた朴大統領の年賀状の写真を公開した。この年賀状は、ソウル市中区の民主労総事務室に郵便で送られた。
宛名に「ハン・サンギュン様」と書かれた年賀状で、朴大統領は「2016年猿年、希望の新年を迎えようとしています」とし 「昨年、国内外で多くの困難がありましたが、国民の皆さんのご信頼とご声援をもとに国家革新と経済再跳躍の基礎を整えることができました」と書いた。朴大統領は続いて「新年には、国民の生活がより快適で豊かになるよう、さらに尽力する所存でございます」とし、「本年も皆さんのご健勝とご多幸をお祈り致します」と、受け取る側への徳談も付け加えた。
イ事務総長は、このような内容が盛り込まれた年賀状と共に「ハン・サンギュン委員長は、ソウル拘置所でハンスト22日目」という事実を明らかにし、やりきれない心境を吐露した。ハン委員長は先月14日、第1次民衆総決起を事前に企画した疑いなどで拘束された状態だ。現在、ソウル拘置所にいる彼は、曹渓寺に避難した時から同日まで22日間、水と塩だけを取りながら、ハンストを行っている。
一方、朴大統領は昨年、統合進歩党が憲法裁判所から解散判決を受けた直後にも、イ・ジョンヒ元統合進歩党代表宛に「ご多幸をお祈りする」などの内容の年賀状を送って、議論になった。
韓国語原文入力:2015-12-21 15:17