登録 : 2015.09.24 02:44 修正 : 2015.09.24 16:24

国政監査に見る公共機関天下りの荒唐無稽な百態//ハンギョレ新聞社
 大統領府出身のイ・ゴンヨン・ガス技術公社の監査
 「業務推進費、社長の80%に」監査役意見
 担当者、社長の業務推進費減らして79%に

 映等委ソヌ・ジェドク等級分類小委員会委員長
 他の委員、審査評を寄せ集め
 会議1/3出席、手当はしっかり

 パク・サンジュン民主化記念事業会理事長
 昨年理事会に「常任委員に自薦」
 今年から年俸1138万円もらうことに

 今年の国政監査では、政界から天下ってきた「落下傘」(天下り)が各種公共機関の要職を占めているだけではなく、直接自分の給与や業務推進費を引き上げようとしたり、誠意のない業務態度が次々批判を受けた。

 大統領府行政官出身のイ・ゴンヨン韓国ガス技術公社監査役は、今年2月、自分の業務推進費の引き上げを求める内容の監査意見書を作成し、会社に提出した。イ監査役は意見書で「2015年予算案を見ると、監査役の業務推進費及び機関運営費が公社社長の68.2%で、2014年度52.6%に比べて15.6%ポイント上昇した」とし「しかし、業務推進費のみを比較すると、社長の50%に過ぎない」として引き上げを求めた。彼は韓電KDN、韓国ガス公社、韓国電力技術など、他のエネルギー関連機関は、社長に比べ監査役の業務推進費が70〜88%に達する点を根拠として提示した。ガス技術公社は昨年、監査の業務推進費や機関運営費として100万ウォン(約10万1000円)を支給したが、今年は150万ウォン(約15万2000円)に引き上げた。社長の場合には、昨年の190万ウォン(約19万2000円)から今年220万ウォン(約22万2000円)に30万ウォン(約3万円)増えた。イ監査役の意見書を受けた経営企画処は「今年は監査役の業務推進費の上昇率が高く、これ以上の引上げは困難だ」として、社長に策定された220万ウォンを190万ウォンで削り、社長に比べた監査役の業務推進費や機関運営費を79%に合わせた。ガス技術公社側は「顛末を聞いた社長が、わが社も(経営事情が)良くないため、私の機関運営費を削って支給するように」指示したと説明した。この事実を指摘したチュ・スンヨン新政治民主連合議員は、「自分の業務推進費を増やしてほしいということが、放漫経営を予防する監査役の役割なのか、理解できない」と述べた。

 映像物等級委員会(映等委)のソヌ・ジェドク映画等級分類小委員会委員長は、本人の主な業務である等級分類決定書を作成する際、仲間委員の意見書をそのまま移した。彼は選挙があるたびに、セヌリ党の芸能人遊説団に参加し、現場での賛助演説などを行った。ユン・グァンソク新政治民主連合議員が公開したソヌ委員長の『深夜食堂』、『松原』などの等級分類決定書は、他の委員の審査評の寄せ集めだった。例えば「作品の内容」の項目にはK委員、「決定理由」にはN議員、「主な意見」にT委員の意見をそのまま従う形だ。ソヌ委員長は、今年1月から7月まで、152回開かれた映画小委員会の会議のうち51回に出席しており、交通費や会議手当、宿泊費として7カ月間で1265万5800ウォン(約128万円)を受け取った。ユン議員は「韓国の映画製作者や監督が映画小委員会でこのような杜撰な審査が行われていることを知ったら、虚しさを感じないだろうか」と反問した。映等委側は「委員長だから、どうしても複数の委員の意見が見られるため、収集したようだ」と釈明した。

 2012年の大統領選挙時、朴槿恵(パク・クネ)候補を公開支持したパク・サンジュン民主化運動記念事業会理事長は、今年から常任役員として年俸1億1260万ウォン(約1138万円)をもらうことになった事実が明らかになった。記念事業会の理事長職は昨年まで、非常任となっており、給与がなかった。しかし、昨年末、記念事業会が理事会を開き、理事長職を常任として推薦する案件を議決した。記念事業会常任役員は、理事会の議決を経て、理事長が行政自治部長官に推薦したことを受け、行政自治部長官が最終的に任命する。チョン・チョンレ新政治民主連合議員は、「たとえ議決する会議にパク理事長が出席しなかったとしても、パク理事長は、自分自身を常任役員名簿に載せる“自薦”を行った」と指摘した。

イユ・ジュヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-09-23 21:38

http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/710225.html 訳H.J

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