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落下傘はやらないと言ったのに…‘MBコード→朴槿恵コード’大々的人事 予政権初 身内配置 本格化

登録:2013-03-11 22:49 修正:2013-03-12 00:04
政府序盤 大規模人事を通じて
落ち着かない雰囲気 引き締め
主要政策‘ゴリ押し手順’
本日 秘書官・明日 次官 人選
15日には国税庁・検察総長 発表
11日午後、大統領府世宗(セジョン)室で開かれた朴槿恵(パク・クネ)政府初めての閣僚会議で、朴大統領が会議開会を宣し議事棒をたたいている。 大統領府カメラマン団

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が11日午後開かれた初の閣僚会議を通じて、政府傘下機関と公共機関に対する大々的な人事を予告し、朴大統領が推進するいわゆる‘総入れ替え’人事の規模と方向、背景などに関心が集まっている。

 朴大統領は会議で「今後、各部署傘下機関と公共機関人事が多くなるが、新政府の国政哲学を共有できる人を任命できるよう努力してほしい」と婉曲に話したが、内容を開けてみれば事実上、大規模な機関長交替と‘コード人事’方針を公開的に明らかにしたと見ることができる。 部署の業務に歩調をあわせて一線で国民を相手にする公共機関に対する人事に朴大統領が直接関わるという意志も表わしたものと分析される。

 朴大統領のこのような方針はこれまでの長官人事過程でも見られたように‘人事問題だけは譲歩できない’という‘強硬ドライブ’の延長線上にあると見られる。 朴大統領自ら‘人事が万事’という権力の生理をよく知っているだけに、徹底して自身と気が合う人々と共に進むということだ。

 政府組織法の処理遅延により落ち着かなかった雰囲気をぐっと引き締め、政府序盤の大規模人事を通じて主要政策を強力にゴリ押ししようとする手順でもある。 実際、朴大統領は11日長官13人に任命状を授けた後、12日には40人の大統領府秘書官人事を最終発表し、13日には次官級、14日には国税庁と検察総長など他の長官急人事を断行するなど週内に休みなく人事を発表する計画だ。 この過程で‘コード人事’という批判と、任期が残った機関長などの抵抗も打ち破って行くことができると見ている。

 大統領府核心関係者は「新政府の‘国政哲学’を共有する人を任命するのは、政権末期に何の専門性もない人を公共機関に‘落下傘’として送ることとは違う。 政府の哲学に合わせて専門性を持って仕事をする人を送るのは、国政を預かった大統領としてあまりにも当然なこと」と強調した。 李明博政府の末期に朴大統領が‘公共機関天下り人事は許されない’と批判の刃を研いだ点を意識した話と見える。 この関係者は続けて「ひとまず内閣が構成され陣容が取りそろえば‘アウトバーン’を走るように速い速度で仕事を進めなければならない」と付け加えた。 朴大統領が業務引継ぎ委員会時期に 「重要な国政課題はスタート後6ヶ月以内に素早く実施しなければならない」と強調したことと同じ脈絡だ。

 朴大統領と大統領府はこの日、大々的な公職規律点検と共に前の政府の4大河川事業に対する徹底した点検を強調したが、これもやはり政府内部的に緊張感を極度に高め‘一瀉千里’の速度戦のための布石ではないかという分析が出ている。

ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/577598.html 韓国語原文入力:2013/03/11 20:31
訳J.S(1437字)

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