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21日の韓国外相訪日、外交部が公式発表

登録:2015-06-17 22:18 修正:2015-06-18 06:56
 東京で開かれる国交正常化50周年記念行事に参加
 岸田日外相と会談・夕食会
 ソウルで開催される行事には安倍首相の特使が参加する見込み
ユン・ビョンセ外交長官 //ハンギョレ新聞社

 ユン・ビョンセ外交部長官が、東京で開催される韓日国交正常化50周年記念行事に出席するため日本を訪問すると、韓国外交部が17日発表した。

 外交部は同日、報道資料を通じて、ユン長官が21日に日本を訪問し、同日午後、岸田文雄・外務大臣と会談した後、夕食を共にする予定だと明らかにした。ユン長官は翌日の22日午後には、東京の駐日韓国大使館が主催する韓日国交正常化50周年記念行事に参加する。同行事には、谷内正太郎・国家安全保障会議事務局長など、日本政府の高官も参加する予定だと伝えられた。

 ユン長官の訪日が注目されるのは、外交チャンネル正常化を通じた両国関係改善の信号弾になる可能性が関心事になっているからだ。両国はここ数年間、領土および歴史認識問題をめぐる対立で関係が悪化の一路を辿っており、韓国外相が日本を訪問するのは、2011年2月のキム・ソンファン長官の訪日以来初めてだ。今年3月、岸田外相がソウルで開かれた韓中日外相会談に出席するため韓国を訪問したのに続き、3カ月ぶりにユン長官が「答礼訪問」する前例を作ったことで、会談の定例化の契機を用意したという評価も出ている。

 チョ・セヨン東西大学特任教授は「韓日両国が互いの危機を管理できるチャンネルを確保するという意味もあるが、それと同時に、米国などの第3国と国際社会が韓日関係に抱いてきた不安も解消するきっかけになるものと見られる」と評価した。

 外交部は「ユン長官と岸田外相は、両国関係、北朝鮮問題、地域および国際情勢など、相互の関心事について意見を交換する予定だ」と明らかにした。軍慰安婦問題の解決策や日本が進めている強制徴用施設の世界文化遺産登録、韓国政府の日本産水産物の輸入規制など、敏感な懸案も議論される見込みだ。

 一方、ソウルで開かれる日本大使館主催の記念行事には、自民党所属11選議員で財務相と防衛庁長官を歴任した額賀福志郎・日韓議員連盟会長(71)が、安倍晋三首相の特使として参加する見込みだ。この行事には、韓国側からはユン・サンジク産業通商資源部長官が政府代表として出席し、朴槿恵大統領の祝辞を代読するものと見られる。

キム・ウェヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-06-17 20:02

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/696459.html  H.J

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