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日本、軽空母で米戦闘機発着試験…「中国牽制」に活用される見込み

登録:2021-10-02 06:21 修正:2021-10-02 09:41
3~7日、太平洋で米海兵隊のF-35Bが参加 
今後、東シナ海で「中国牽制」に活用される見込み
日本が誇る軽空母「いずも」=横浜/共同・聯合ニュース

 日本が今後運用する予定の軽空母「いずも」で、垂直離着陸(STOVL)の可能なF-35B戦闘機が実際に発進・着陸できるかどうかを検証する試験に乗り出す。

 防衛省は30日、報道資料を出し「護衛艦『いずも』は、米国の支援を受け、10月3~7日の間の1日に太平洋上でF-35Bステルス戦闘機の発着艦検証作業を実施する予定」だと明らかにした。今回の検証には山口県の岩国基地に配備された米海兵隊のF-35Bが参加する。日本経済新聞は、日本は今後、いずも型護衛艦を「事実上の空母のように使い、海洋進出する中国を念頭に(沖縄を含む) 南西諸島周辺での日米の対処力を高める」と報じた。

 日本が今後、軽空母として活用することになるいずも型護衛艦は基準排水量2万トンで、現在「いずも」と「かが」2隻が作られている。日本防衛省は、ヘリコプターを搭載するために作られた同艦にF-35Bを運用できるよう甲板の耐熱塗装を施し、艦首部分の形を変えるなど、改造作業を行っている。現在、いずもは第1段階の改造作業を終え、2024年に行われる定期検査の時に第2段階の改造を行うことになる。最終完成は2020年代後半ごろになる見通しだ。

韓英海軍の合同演習が実施された8月31日午後、東海南部海上を航海・滞在中の英国海軍の空母クイーンエリザベスで、英国戦闘機F-35Bが離陸の準備をしている=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 日本政府は2018年12月の閣議で垂直離着陸が可能なF-35Bを42機導入することを決定し、こうした内容を2019~25年度中期防衛力整備計画に反映させた。これから導入される日本のF-35Bは、宮崎県の新田原基地に配置される。韓国も2033年までに3万トン級の軽空母を作り、これに搭載するF-35Bを20機導入する計画を立てている。

キル・ユンヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/asiapacific/1013563.html韓国語原文入力:2021-10-01 17:21
訳H.J

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