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ビーガン代表「朝米首脳会談の議題は12件…一定の部分に合意する可能性も」

登録:2019-02-13 06:28 修正:2019-02-13 08:13
ムン・ヒサン国会議長と与野党指導部、国務省で面会 
ビーガン代表「平壌で互いの要求を正確に説明 
来週、首脳会談の合意文作成が目標」 
「いつか南北米が3者会談開く日も来るだろう」
チョン・ウィヨン国家安保室長が今月4日、大統領府本館貴賓控え室で、スティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表と面会している=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 スティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表は11日(現地時間)、「来週の朝米実務交渉で、2回目の首脳会談合意文の草案を作成するのが目標」だとし、「一定部分に合意する可能性がある」と述べた。

 ビーガン代表は同日、ワシントンの国務省でムン・ヒサン国会議長と与野党5党指導部のジョーン・サリバン副長官との面会に同席し、このように述べたと、出席者らが伝えた。

 ビーガン代表は、北朝鮮のキム・ヒョクチョル国務委員会対米特別代表と今月6~8日に行った平壌(ピョンヤン)実務協議について、「(首脳会談の)議題には同意したが、交渉のためには互いに理解する時間が必要だ」と述べたと、イ・ゲソン国会報道官が伝えた。

 ビーガン代表は27~28日、ベトナムのハノイで開かれる2回目の朝米首脳会談の議題は12件だと明らかにしたという。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とドナルド・トランプ大統領が、昨年6月のシンガポール首脳会談で合意した、新たな朝米関係の樹立▽朝鮮半島における恒久的平和体制の構築▽朝鮮半島の完全な非核化と関連し、項目別に細部の議題を定めたものとみられる。

 ビーガン代表はまた、「双方が何を望んでいるのかを正確に説明する時間を持った」としたうえで、「意見の隔たりを埋めるのは次回の会議から始める」と述べたという。来週に開かれる実務交渉で、非核化と相応の措置をめぐる本格的な調整に入るということだ。ビーガン代表はその際、「首脳会談の合意文の草案を作成するのが目標」だと説明したという。また「首脳会談まで2週間しか残っておらず、難題をすべて解決するのは難しいが、一定の部分に合意できれば(草案を作成できる)可能性はある」と述べた。

 ビーガン代表はさらに、「南北関係の発展が北朝鮮の非核化過程と共に進むことを望んでいる」と述べた。サリバン副長官は「北朝鮮の最終的かつ完全に検証可能な非核化(FFVD)を遂げるまでは、経済制裁を引き続き維持する」と述べた。面会の出席者たちは「今回の首脳会談で制裁緩和の合意が出るのは難しいと見られる」と話した。

 ビーガン代表は「北朝鮮との関係正常化や平和条約、朝鮮半島における経済繁栄の基盤の確保は遠い道のりだが、(米国政府は)それを進めることを選んだ」としたうえで、「北朝鮮が正しい選択をすることを願っており、それができると思う」と述べた。また「今回の首脳会談は朝米だけで行うが、いつかは3者が一堂に会する日も来るだろう」と付け加えた。南北米または南北米中が参加する朝鮮戦争終戦宣言の可能性を念頭に置いた発言と言える。

 ムン議長はこの席で「韓米合同演習や戦略資産の展開、在韓米軍の縮小・撤退などの問題は、南北関係に影響されてはならず、韓米同盟に基づく問題として取り上げられるべきだ」と強調した。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員、ソン・ギョンファ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/881889.html韓国語原文入力::2019-02-1221:19
訳H.J

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