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2回目の朝米首脳会談控え「日本孤立論」再び

登録:2019-02-11 21:33 修正:2019-02-12 07:21
時事通信「対北朝鮮制裁の旗を振った日本に孤立の憂慮」 
朝米首脳会談前の米日首脳会談は困難
安倍晋三首相//ハンギョレ新聞社

 27~28日に2回目の朝米首脳会談を控え、日本国内で自国孤立論が再び頭をもたげている。

 時事通信は10日、ドナルド・トランプ米大統領が対北朝鮮経済制裁を緩和する可能性があるとし、「制裁の旗を振って北朝鮮と各国の断交を国際社会で事実上促してきた日本は孤立しうる」というコラムを載せた。

 日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は9日、平壌で実務交渉を終えてソウルに戻ったスティーブン・ビーガン米国務省対北朝鮮特別代表および韓国外交部のイ・ドフン朝鮮半島平和交渉本部長と昼食協議をした。だが、2回目の朝米首脳会談を控え、米国との高官級ないし首脳間の出会いはなされていない。河野太郎外相は15~17日、ドイツのミュンヘンで開かれる国際安保会議で、マイク・ポンペオ米国務長官との会談を推進したが、失敗に終わった。米国が朝米首脳会談の準備でポンペオ長官の行事出席が難しいと通知したためだ。フィリピンを訪問した河野外相は10日、米国との対北朝鮮共助に対する記者たちの質問に「私たち(米日)は、一枚岩と言っても良い」とし、疎外論を払拭しようとした。

 安倍晋三首相は、初の朝米首脳会談を控え昨年4月と6月に米国を訪問し、トランプ大統領と共助を確かめた。今回は、朝米首脳会談前に米日首脳会談をすることはできない展望だ。安倍首相は6日、国会で「トランプ大統領と直接会談することは日程上難しい」とし、「電話会談で(北朝鮮の)核・ミサイル問題と私たちに最も重要な拉致問題に関し緊密に調整したい」と話した。彼は、朝米関係の雪解けの過程で金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長との首脳会談や朝日関係の正常化への意志を繰り返し明らかにしてきた。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/881656.html韓国語原文入力:2019-02-11 16:34
訳J.S

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