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文大統領「2回目の朝米会談は朝鮮半島平和の重大な転換点になるだろう」

登録:2019-02-11 21:35 修正:2019-02-12 07:23
「前例ない努力で70年の不信の海を渡っている朝米指導者の決断に敬意」
文在寅大統領が11日午後、大統領府で開かれた首席補佐官会議で冒頭発言をしている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が11日、半月先に迫った2回目の朝米首脳会談(27~28日、ベトナム・ハノイ)に関し「朝鮮半島を敵対と紛争の冷戦時代から平和と繁栄の根拠地に変える歴史的会談になることを期待する」と話した。

 文大統領はこの日、大統領府で開かれた首席補佐官会議を主宰した席で「2回目の朝米首脳会談の日程が確定した。昨年から始まった朝鮮半島平和プロセスの一大進展だ」とし、このように述べた。彼は「私たちには平和と繁栄の朝鮮半島時代がいっそう近づいた」と期待感を表した。

 文大統領は「まだ朝鮮半島の非核化と平和プロセスが果たしてうまくいくのかという疑問が少なくないのが現実だ。また、敵対と紛争の時代が続くことを願うような勢力も少なくない」とし、「しかし、南北米の首脳が揺らぐことなくその道を歩んで行きつつあるのは、歴史が進まなければならない方向に対する強い信頼があるためだ。特に、前例のない果敢な外交的努力で70年に及ぶ深い不信の海を渡っている米国と北朝鮮の二人の指導者の決断に敬意を表わす」と明らかにした。

 彼は「初の朝米首脳会談は、それ自体だけでも世界史に明確な道しるべを残した歴史的偉業」だと評価した後、「2回目の会談はそこからさらに一歩進んで、すでに大きな原則に合意した朝鮮半島の完全な非核化、新しい朝米関係、朝鮮半島の平和体制をより具体的かつ顕著に進展させる重大な転換点になるだろうと期待する」と語った。

 文大統領は、2回目の朝米首脳会談の後、朝鮮半島平和プロセスと経済協力がいっそう速度を上げるだろうと見通した。彼は「私たちにとって特に重要なことは、南北関係を一次元さらに高く発展させる決定的機会になりうるという点」だとし、「分断後初めて迎えたこの機会を生かすことが、戦争の危険から完全に抜け出し、平和が経済を実現する私たちの未来を育てることだ。南と北は、戦争のない平和の時代を超え、平和が経済の新たな成長動力になる平和経済の時代を一緒に開いていくべきだ」と強調した。

 文大統領は、政府の持続的な努力を強調し、国内世論の支持を頼んだ。彼は「私たちは今、わずか1年前でも想像できなかった変化の中心にいることは、決して偶然でなく、平和が正しい道であり、私たちの意志がその道と出会ったために可能なことだった」とし、「私たちに切実な意志と努力があったので、他の人々が夢のように感じた構想を今まで一つ一つ実現することができた」と話した。彼は「政府はその過程で、南北間対話と疎通のチャンネルを常に開いておき、韓米間の共助を緊密にしてきた。今後も政府は今までしてきたように、切実な心情で、しかし落ち着いて、私たちの役割を尽くすだろう」と述べた。

 さらに「国民も政府の努力と共にし、力になって下さるよう願う」と述べ「今、朝鮮半島で起きている世界史的大転換において、私たちが最も重要な当事者であることを考え、国民が、そして政界でも大きく気持ちを一つにするようお願いする」と話した。

ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/881633.html韓国語原文入力:2019-02-11 16:02
訳J.S

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