登録 : 2017.10.01 21:56 修正 : 2017.10.02 07:21

「直接チャンネルを2~3個持っている。注目していてくれ」 
「対話局面転換」解釈 vs「基礎的チャンネルに過ぎぬ」 
習近平に会ったが「北朝鮮核」公開発言はなし 
専用機が問題起こし軍の輸送機で訪中

習近平中国国家主席が30日、北京の人民大会堂でレックス・ティラーソン米国務長官と面会している=北京/EPA聯合ニュース

 30日、中国を訪問したレックス・ティラーソン米国務長官が、複数の直接的接触チャネルが存在するとしながら北朝鮮の対話の志を打診していると明らかにした。既存の水面下のチャンネルを述べたものと見られるが、朝米間の緊張がこれまで以上に高い状況で、「接触」と「対話」について触れたたために注目される。

 この日北京に到着したティラーソン長官は、駐中米大使の官邸で記者団に会い、北朝鮮との接触問題に関し「私たちは模索している。だから注目していて欲しい」として「私たちは(北朝鮮に)『対話したいか』と尋ねる。私たちは平壌(ピョンヤン)に複数の接触ラインを持っている」と述べたと外信が伝えた。彼は2~3個の接触チャンネルがあるとし、「私たちは彼らと話すことができ、話している」と付け加えた。中国が仲介の役割をしているかとの質問には、首を横に振り「直接、私たちだけのチャンネルがある」と話し、朝米の直接接触であることを示唆した。ただし、北朝鮮の反応については答えることを控えた。

 ドナルド・トランプ行政府の高位要人が直接、朝米接触チャンネルの存在を認めたが、その意味と対話の展望に対する診断は交錯している。一部では、対話局面への転換を期待する声が出ている。国際安保戦略研究院のチョ・ソンニョル責任研究委員は「18日に開幕する中国共産党第19回全国代表大会(党大会)が終わり、22日に予定されている日本の早期総選挙が済んだら、今月末に局面転換の契機が用意されうる」と話した。ニューヨークタイムズは、一連の水面下接触を通した交渉がイランの核合意に帰結することになったバラク・オバマ行政府の政策が、トランプの北朝鮮政策として再誕生したと解説した。

 朝米接触が直ちに成果を出すほどの水準ではないとの見解も提起されている。ソウル大のイ・グン教授は「最も基礎的な対話チャンネルだけ維持されているようだ」と話し、北韓大学院大のヤン・ムジン教授は「チャンネルは明らかにあるようだが、両国間にはまだ不信の溝が深い」と指摘した。外交街では、ティラーソン長官の発言自体が「役割分担論」にすぎないという見解もある。トランプ行政府内で国防部が軍事的オプションを強調し、財務部が経済制裁を強調するのと同じように、国務部の首長として外交的解決法を挙論したという意味だ。「イランモデル」の回復という観測に対しても、ティラーソン長官は「私たちはイランでのように粗雑な核合意を北朝鮮とするつもりはない」として線を引いた。

 ただし、一連の発言が北朝鮮の核をめぐる朝米の緊張が極度に高まった中で、対話を注文してきた中国の舞台に出てきたという点に注目が集まっている。彼は両国の最高指導者が互いに威嚇をやりとりして形成された緊張を緩和させるべきと考え、「今は状況が多少過熱している。北朝鮮がミサイル発射を中断するならば大幅に落ち着くだろう」とし「皆が鎮静を望んでいると考える」と話した。

 ティラーソン長官はこれに先立って、習近平・国家主席と楊潔チ・外交担当国務委員など中国の首脳部と面談したが、マスコミに公開された冒頭発言では北朝鮮核問題への言及はなかった。それだけでなく、貿易摩擦など別の敏感な懸案についても言及を避けた。面談結果の対外発表文は、中国側の意図どおり米中協力と11月初めのトランプ大統領の訪中事前調整に焦点が合わされた。ブルームバーグは米中の不協和音が露出しないのは、相手が公開的に侮辱されないよう配慮するティラーソン長官のスタイルが反映された可能性があると解説した。

 ティラーソン長官は当初29日夜に到着する予定だったが、専用機に問題が生じて日本の横田基地で米空軍のC-130ハーキュリーズ輸送機に乗り換え、一日遅れて到着した。中国に続きトランプ大統領が11月に訪問する韓国、日本、ベトナム、フィリピンを訪問する予定だ。

北京、ワシントン/キム・ウェヒョン、イ・ヨンイン特派員、ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-10-01 17:25
http://www.hani.co.kr/arti/international/china/813292.html 訳J.S(1934字)

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