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昨年の韓国青年失業率9%…過去15年間で最悪

登録:2015-01-14 20:18 修正:2015-01-15 07:14
韓国統計庁、昨年の青年失業者38万5千人
最初の職場は5人に1人が1年以下の契約職
青年層の失業が増えるほど社会は不安になる可能性が高い。写真は道を歩く20代の青年。チョン・ヨンイル記者//ハンギョレ新聞社

 昨年の韓国の青年失業率は9%で過去15年間で最悪の記録になった。また、初めて職場を見つけることに成功した青年就業者の5人に1人は1年以下の契約職として職場生活を始めたことが明らかになった。 青年たちは働き口を見つけることも困難で、就職しても相当数が非正規職として仕事をしている。

 14日、統計庁が発表した「12月および年間雇用動向」によれば、昨年の青年層(15~29歳)失業率は9%で、統計基準を変更した(失業者求職期間1週→4週)1999年以後、最も高いことが分かった。 “カード大乱”の余波が大きかった2004年(8.3%)とグローバル金融危機で景気が急速に萎縮した2009年(8.1%)より高い。 青年失業者数は2012年31万3000人(7.5%)から2013年33万1000人(8%)、昨年は38万5000人(9%)へと急増している。

 青年男性の失業率は昨年初めて10%台を突破した。青年男性失業率は2012年8.6%、2013年9.1%から昨年には10.5%に上昇した。 青年女性の失業率もまた、2013年7%を超えたのに続き昨年には7.7%まで上がった。

 統計庁関係者は「昨年求職活動をしなかった非経済活動人口が求職に乗り出し、就業者とともに失業者が大きく増えて失業率が高まった」と説明した。 ここで失業者とは、4週間にわたり積極的に求職活動を行い、働き口が見つかりさえすれば直ちに就職可能な人をいう。

 青年層は仕事の質も改善されていない。 昨年学校を卒業したり中退した後の初めての職場が1年以下の契約職だった青年は76万1000人にものぼった。 就職した389万5000人中の19.5%を占めた。 この比率は2008年には11.2%だったが、2009年12.4%、2010年16.3%、2011年には20.2%に急増した。 2011年からの4年間は20%前後で推移している。 金融危機以後、正規職の働き口が短期契約職に代替される現象が目立つ中で、青年層の不安な雇用事情が続いていると言える。

世宗/キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/673577.html 韓国語原文入力:2015/01/14 16:27
訳J.S(1130字)

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