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韓国のマンション崩壊事故、28日目にして5人目の死者収容…残るは1人

登録:2022-02-08 08:18 修正:2022-02-08 09:14
中収本、27階の床の残骸から発見 
すでに4人収容…26階に1人残る
7日、光州西区の花亭アイパーク201棟22階の南西の角付近に、さらなる崩壊を防ぐためのネットが設置されている/聯合ニュース

 光州市(クァンジュシ)の花亭(ファジョン)アイパークマンション崩壊事故の被害者の収容が大詰めを迎えている。

 中央事故収拾本部(中収本)は7日、ブリーフィングを行い「本日午後3時47分ごろ、花亭アイパーク201棟27階2号室の居間の床の残骸から、埋まっていた労働者をさらに1人収容した」と発表した。

 中収本は1日に26階の残骸に人が埋まっているのを確認し、27階から捜索を行った7日午前、27階の床近くで救助犬が反応を示したため捜索したところ、別の埋没者を確認して収容を開始した。同日午後、警察は指紋検査により、埋まっていたのがこれまで見つかっていなかった行方不明者であることを確認した。26階2号室の奥の部屋の床の埋没者とは2メートルほど離れていた。中収本は小型掘削機を用い、最後の1人の収容を急ぐことにしている。

 先月11日午後3時46分ごろ、ファジョンアイパーク201棟39階の床へのコンクリート打設中に崩壊事故が起き、東は25階まで、西は23階までが崩壊し、消防設備や窓枠の設置作業をしていた6人の労働者が行方不明になった。救助当局は14日、201棟の1階1号室の外にあるコンクリートのがれきの中から1人目の犠牲者の遺体を収容した。その後、救助当局はがれきが積み重なった2号室の25~29階に残る行方不明者がいるとみて、捜索を集中的に行ってきた。先月25日の27階に続き、27日には28階、今月1日には26階、4日には28階で埋まっていた労働者が確認されており、最後の行方不明者の捜索が進められていた。ただ、さらなる崩壊の恐れがあり、29階から残がいを除去しながら下の階に下りていくというやり方のため、捜索・収容作業はなかなか進んでいなかった。

 この日の収容により、公式に確認された今回の事故による死者は5人となった。

キム・ヨンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1030135.html韓国語原文入力:2022-02-07 22:59
訳D.K

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