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韓国保守野党の選対委員長「ユン・ソクヨル候補、選対委の言う通りに演技してほしい」

登録:2022-01-04 02:17 修正:2022-01-04 07:09
国民の力の議員総会に出席し、ユン・ソクヨル候補に対する発言を公開 
「選対委の運営者は候補の顔色をうかがいすぎてはならない」
3日に国会で開かれた国民の力の「コロナ克服のための非常対策会議」で、キム・ジョンイン総括選対委員長が冒頭発言を行っている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 「私がこれまで選挙運動の過程を経験したところからいえば、とうていこのままではいけない。それで、私があなたの秘書室長としての役割を選挙まで果たす。総括選挙対策委員長ではなく秘書室長の役割を果たすから、候補も態度を変えて私たちの言う通りに演技だけやってほしい」

 国民の力の中央選挙対策委員会のキム・ジョンイン総括選挙対策委員長は、ユン・ソクヨル候補に対して「私が選挙まではあなたの秘書室長を務めるから、態度を変えて演技だけしてほしい」と頼んだと明らかにした。キム委員長は3日、国会で開かれた国民の力の議員総会に出席し、ユン候補に述べた内容を公開した。

 国民感情とかけ離れた発言で暴走を繰り返しているユン候補に対し「どうか態度を変えてほしい」と哀訴したかたちだ。

 キム委員長は「国民感情に反する選挙運動をしていては、絶対に選挙に勝てない。候補も選挙運動をする人も同じ考えを持たなければならない」と述べ、「候補に自分の意見があったとしても、それは国民の感情に合わないと言われれば、絶対に言ってはならない」と批判を続けた。

 キム委員長はまた「選対委を運営する人々が候補の顔色をうかがいすぎるようでは、選挙をきちんと導いていくことはできない」とし「“にもかかわらず”、私たちは候補に話すことができなければならない。そうすればこそ我々の所期の目的を達成できると思う」と指摘した。

 また、「選挙を2カ月後に控えて選対委を全面的に改編するというのは、再び混乱を招くのではないか、このように憂慮される方々もいらっしゃるだろうが、このような混乱がなければ選挙を勝利に導くことはできないと考える」とし、「とにかく早期に選対委を新たに構成して、3月9日に向かって全力で邁進する覚悟を固めている」と付け加えた。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1025771.html?_fr=mt1韓国語原文入力:2022-01-03 15:28
訳D.K

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