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釜山の青年たち、日本総領事館の閉鎖を叫んで2日目、理由は?

登録:2021-04-23 03:23 修正:2021-04-23 07:13
原発汚染水の海洋放出を決めた日本政府糾弾集会 
21日に開始「謝罪するまで続ける」
22日、釜山東区草梁洞の日本総領事館前で、釜山の青年たちが福島第一原発の汚染水海洋放出を決定した日本政府を糾弾する出勤時間情宣を繰り広げている=釜山青年学生実践団提供//ハンギョレ新聞社

 釜山(プサン)の青年たちが、日本総領事館前で福島第一原発の汚染水の海洋放出を決定した日本政府を糾弾する集会を開始し、22日で2日目となった。

 地域の青年たちが集まって作った「釜山青年学生実践団」は22日、釜山東区草梁洞(トング・チョリャンドン)の日本総領事館の正門と裏門で、日本政府に福島第一原発汚染水の海洋放出決定の撤回を求める出勤時間情宣などを繰り広げた。この過程で警察と揉み合いとなったものの、大きな衝突には至らなかった。

 同団体は「汚染水の放出を撤回せよという我々の意思を日本政府に伝えられないとしたら、日本総領事館が存在すべき理由はない。我々の土地から直ちに出て行くべきだ。日本総領事館は直ちに閉鎖すべきだ」と主張した。また「日本による放射能汚染水の海洋放出決定を歓迎した米国も同類」と批判した。日本による原発汚染水の海洋放出決定にジョー・バイデン米政権は「国際的に受け入れられる核の安全基準に適合するアプローチを採択したものとみられる」と支持の意思を明らかにしている。

 同団体は21日にも同じ場所で奇襲糾弾集会を開いた。集会参加者たちは「日本領事館など追放せよ」「日本領事館など閉鎖せよ」と書かれたプラカードを掲げ、原発汚染水の海洋放出の決定を下した日本政府を強く批判した。一部の参加者が日本総領事館の正門から中に入ろうとし、警察がこれを阻止する過程でもみ合いとなった。また、プラカードを日本総領事館の壁に貼ろうとして警察に制止された。

 同団体の関係者は「日本領事が(日本政府による原発汚染水の海洋放出決定について)謝罪し、韓国国民の意思を伝えると約束するまで、日本総領事館の前で闘争を続ける計画」だと述べた。

キム・ヨンドン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/yeongnam/992109.html韓国語原文入力:2021-04-22 11:00
訳D.K

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