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留守番中の火災で大やけどを負った「仁川の小学生兄弟」の弟が死亡…突然の症状悪化

登録:2020-10-22 01:58 修正:2020-10-22 07:27
一般病室から集中治療室へと移され、その後死亡
9月14日に仁川市弥鄒忽区龍現洞の集合住宅で発生した火災の跡。この火災で大やけどを負い、病院で治療を受けていた小学生兄弟の弟が21日に死亡した=仁川消防本部提供//ハンギョレ新聞社

 保護者の留守中に発生した火災で重いやけどを負い、治療中だった仁川(インチョン)の小学生兄弟の弟が、21日に死亡した。

 警察などの説明を総合すると、ソウル市内のやけど専門病院の一般病室で治療を受けていたA君(8)は、21日午前に容体が悪化し、集中治療室に運ばれたものの、午後3時45分ごろに死亡した。A君は先月14日の火災事故で大やけどを負い、病院で治療を受けていた。

 A君は、前日午後から呼吸困難や嘔吐などを訴え、状態が急に悪化したという。全身にⅠ度のやけどを負ったA君は、先月の秋夕連休期間に兄と共に意識を完全に取り戻し、集中治療室から一般病室に移されていた。

 兄のB君(10)は、全身の40%に重いⅢ度のやけどを負い、2回の皮膚移植手術を受けた。現在は、たまに携帯電話で遠隔授業を受けるほど好転ているという。

 B君兄弟は、先月14日午前11時10分ごろ、仁川市弥鄒忽区(ミチュホルグ)の4階建ての集合住宅の2階の自宅で、料理をしようとしていたところ火災が発生し、重いやけどを負った。彼らは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)再拡散の影響で登校が中止され、対面授業が実施されている期間中に、母親が外出して不在の自宅で、自分たちで食事の支度をしようとしていたところ事故に遭った。

 B君兄弟の火災事故に関心を寄せ続けてきた共に民主党のホ・ジョンシク議員はこの日、A君の死を自らのフェイスブックで伝え、哀悼の意を表した。ホ議員は「2時間半にわたり心肺蘇生法を行ったが、結局、目を覚まさなかった。胸が潰れる思い」と語った。

 兄弟の一日も早い快復を祈って治療費などを寄付した市民たちは、やるせない思いを禁じ得ない様子だった。仁川市に住むLさん(36)は「早く治ることを願う気持ちから支援機関に寄付した。だいぶ快復したというニュースを聞いていたのに、突然死んでしまったなんて、あまりにもかわいそうだ」と語った。この日、仁川地域の母親たちのオンライン・コミュニティーなどには「うちの息子と同じ年頃。とても悲しい」などの追悼コメントが相次いで書き込まれた。

 A君の葬儀は、仁川市延寿区(ヨンスグ)の赤十字病院葬儀場で行われる。

イ・ジョンハ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/966662.html韓国語原文入力:2020-10-21 17:15
訳D.K

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