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金正恩委員長、「完全封鎖」開城市に食糧などの特別支援を決定

登録:2020-08-07 02:49 修正:2020-08-07 08:07
5日、労働党中央委政務局会議召集 
「脱北者の再越北」きっかけに「完全封鎖」の開城市に 
「食糧と生活保障金を特別支援」決定
金正恩朝鮮労働党委員長兼国務委員長が5日、労働党中央委7期第4回政務局会議を主宰している/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、「脱北者の再越北」事態を契機として「完全封鎖」された開城市(ケソンシ)に対し、食糧と生活保障金の特別支援を行うことを決めた。6日付『労働新聞』が1面の全面を使って報道した。

 労働新聞の報道によると、金正恩委員長は5日、朝鮮労働党中央委員会7期第4回政務局会議を開き、「国家最大非常体制の要求により完全封鎖された開城市の防疫状況と実態報告書を点検し、封鎖地域の人民の生活安定のため」このように決定した。

 北朝鮮当局は、江華(カンファ)から開城へと越境した脱北者が新型コロナ感染の疑いがあるとして、国家非常防疫体制を「最大非常体制」に格上げし、7月24日付で開城市を「完全封鎖」する措置を取っている。

金正恩朝鮮労働党委員長兼国務委員長が5日、労働党中央委7期第4回政務局会議を主宰している=朝鮮中央通信 聯合ニュース

 同紙の報道によると、金委員長が主宰した今回の政務局会議では「党中央委に新たな部署を出すための機構問題を検討審議」し、「党内の幹部事業体系を画期的に改善するための方法問題を研究協議」し、「政府機関の主要職制幹部たちの事業の経過を評価して、対策について合意」した。

 労働党中央委政務局は2016年5月の第7回党大会を機に新設されたが、政務局会議の内容が公開されたのは今回が初めてだ。

イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/956702.html韓国語原文入力:2020-08-06 11:32
訳D.K

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