先月、仁川(インチョン)市からマスク2万枚の支援を受けた中国のある都市が、韓国国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が急速に広がっていることを受け、送られた枚数の10倍のマスクを仁川に届けた。
4日、仁川市などの説明を総合すると、今月2日、仁川市には姉妹友好都市の中国の威海市から送られた使い捨てマスク20万1370枚が届いた。同封された手紙で、威海市は「仁川市の応援と支援に感謝し、仁川市を支援するためマスクを送る。仁川市の役に立つことを願いながら、両都市の固い友情が続くことを祈る」と伝えた。
これに先立ち、仁川市はCOVID-19の感染者が国内で急増する前の先月12日、威海市にマスク2万枚を支援した。仁川市は、中国内の他の友好都市である重慶や山東、瀋陽などに合わせて10万枚のマスクを届けた。しかし、国内でCOVID-19感染者が増えたことを受け、支援を中断した。仁川市は当初、中国の姉妹友好都市15カ所にマスク24万枚、防護用メガネ2万1千点を送る計画だった。
仁川市の関係者は「威海市から送られたマスクを環境美化員(清掃員)や農畜水産業従事者、市庁の警備員などに配る計画だ」と述べた。