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交渉の扉を閉じ、闘争歌ばかり歌う自由韓国党代表の「極端な政治」

登録:2019-12-16 02:11 修正:2019-12-16 07:40
選挙制改革に「反議会主義の悪法」 
極端な言葉で対与党攻勢に没頭 

世論に背を向けたまま命がけの座り込み 
韓国党内部でも「交渉は不可能」
ファン・ギョアン自由韓国党代表が15日午後、国会中央ホールの座り込み場所で「文政権国政壟断3大ゲートに関する記者会見」を開き、発言している=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社

 ムン・ヒサン国会議長は16日の本会議開催を予告し、交渉団体3党間の協議を強く迫ったが、自由韓国党は週末のあいだ交渉の扉を閉じたまま、対与党攻勢とそのための世論戦に集中した。

 韓国党のファン・ギョアン代表は15日、国会で「文在寅(ムン・ジェイン)政権国政壟断3大ゲートに関する記者会見」を開き、「(民主党が)予算案強行採決に続き、連動型比例代表制選挙法と高位公職者犯罪捜査処法(公捜処法)という、反民主的2大悪法の強行採決も予告している」、「2大悪法が可決されれば、行政、司法に続いて立法まで彼らの手に完全に掌握される。韓国党はあらゆる手段を用いて国政壟断と憲政壟断、民主主義壟断を必ず阻止する」と声を強めた。ファン代表は続いて「連動型比例代表制は民主党と群小野合政党が民意を歪曲して票を分け合うという反議会主義の悪法」とし、「公捜処は大統領府の命令を受けて工作政治を行い、権力の不正を覆い隠すヒトラーのゲシュタポになるだろう」と主張した。ファン代表は先週通過した512兆(約47兆8000億円)の予算案についても「第1野党が排除されたまま不法に処理された総選挙買票用予算であり、極端な福祉ポピュリズムの麻薬」と非難の水位を高めた。

 韓国党は前日、光化門での集会に続き、この日は成均館大学法学専門大学院のチ・ソンウ教授らを招き、「公捜処法および連動型比例代表制の違憲性に関する記者懇談会」を開いた。ファン代表は16日に予定されていたソウル大学での特講もキャンセルして、国会の中央ホールで選挙法と公捜処法の阻止に向けた座り込みを続けていく計画だ。公捜処法や選挙法に関する協議の可能性を完全に遮断したわけだ。

自由韓国党のシム・ジェチョル院内代表が14日午後、ソウル鍾路区世宗文化会館前で開かれた大規模集会「文在寅政権国政壟断3大ゲート糾弾大会」で演説している=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 シム・ジェチョル院内代表も世論戦に加わった。シム院内代表は同日、記者懇談会を開き、「ムン・ヒサン議長は韓国党と民主党が選挙法に100%合意したと言っているが、これは明白な嘘」とし、「民主党が連動型比例制を完全に放棄するなら、交渉に応じる意思がある。100%(選挙制に)合意したというのは、民主党が連動型比例代表制を放棄してはじめて成り立つ」と言い切った。ただ、交渉の可能性については「一応あちら(4+1協議体)がどのようなやり方で交渉するか、最終的にどのような案が出てくるかを見なければならない。対話の扉は開いている」と余地を残した。「4+1」協議体も単一案を用意できていないうえ、亀裂が生じる状況であるため、交渉には入らずしばらく見守るという趣旨と受け止められる。

 韓国党は16日の本会議の最初の案件である臨時国会の会期決定の件からフィリバスター(無制限討論)を保障すべきと主張している。国会副議長を務めるイ・ジュヨン議員は、「国会法と前例に照らして、臨時国会の会期決定の件について無制限討論を保障することを国会議長団の一人として強く求める」と述べた。シム院内代表も、「ムン議長が国会法に違反して一方的に会期を決定した場合、職権乱用と権利行使妨害の容疑でムン議長を刑事告発する。また、憲法裁判所で権限争議審判を行い、国会に議長辞任を求める決議案も出す」と厳しい姿勢を示した。

 韓国党内部からも、すでに交渉は不可能という声が出ている。ファン代表の態度があまりにも強硬だからだ。大邱(テグ)・慶尚北道の地方区選出のある議員はハンギョレの取材に応じ、「ファン代表が死を覚悟して闘うとして座り込みまでしている状況のため、(与党の)ちょっとやそっとの(譲歩)案での妥協は容易ではなさそうだ」と述べた。

チャン・ナレ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/920907.html韓国語原文入力:2019-12-15 19:37
訳D.K

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