北朝鮮が公言した「年末期限」と「新たな道」を控え、緊張が高まる中、16日にソウルで北朝鮮核問題の解決に向けた韓米首席代表協議が開かれる。米国務省のスティーブン・ビーガン北朝鮮政策特別代表が韓国を訪問する期間中、膠着状態に陥っている朝米接触が実現するかどうかに関心が集まっている。
外交部は13日、イ・ドフン朝鮮半島平和交渉本部長が16日にソウル外交部庁舎でビーガン代表と協議を行うと発表した。ビーガン代表は17日まで韓国に滞在する。同期間中、外交部をはじめ、大統領府や統一部などの政府高官と面会する予定だ。
外交部は同日、資料を発表し「両国の首席代表は最近の朝鮮半島情勢について踏み込んだ意見交換を行う一方、完全な非核化と朝鮮半島の恒久的な平和定着の実質的な進展方法について協議を行う計画だ」と明らかにした。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「重大な問題を討議・決定する」として、今月下旬の開催を予告した朝鮮労働党中央委員会全員会議を控えており、北朝鮮を再び交渉の場に復帰させるための方策が韓米間で話し合われるものとみられる。ビーガン代表は韓国→日本→中国の順に東北アジア3カ国を歴訪する計画であるという。