5・18民主化運動当時、保安司令部(現、軍事安保支援司令部)が証拠採集した写真が39年ぶりに公開された。
代案新党のパク・チウォン、チェ・ギョンファン議員は26日、「5・18当時保安司令部が作成し、2018年に軍事安保支援司令部が国家記録院に移管したアルバム13冊、1769枚(重複含む)の複写本を国家記録院を通じて提出させ、公開する」と明らかにした。この写真は、1980年の5・18抗争当時に保安司令部が光州(クァンジュ)市民と戒厳軍の活動を証拠として採集したもので、一部は当時の地域新聞取材記者から押収した写真と知らされた。軍事安保支援司令部は2017年5月18日、5・18資料を廃棄するなという文在寅(ムン・ジェイン)大統領の指示により、昨年7月、国家記録院にこの資料を移管した。
今回公開された写真の中には、5・18関連者が1980年9月から光州戦闘教育司令部の軍事法廷で裁判を受ける姿がはっきりと写っており、注目を集める。当時、光州の在野要人だったホン・ナムスン弁護士、キム・ソンニョン神父、ミョン・ノグン全南大学教授、イ・ギホン弁護士、チョ・ビオ神父や、抗争指導部のチョン・サンヨン、ユン・ガンオク、キム・ヨンチョル、チョン・ヘジクなどの姿が写っている。
また、当時軍がヘリコプターから宣伝啓蒙活動をした記録写真と、5・18金大中(キム・デジュン)内乱陰謀事件の概要を手記で作成した写真も含まれている。
80年5月27日、戒厳軍の鎮圧に対して戦い犠牲になった市民軍の最後の姿も残っている。今回公開された写真の中には、戒厳軍に逮捕された女性たちがひざまずいて銃を掲げる姿を撮ったものもある。市民軍が使った武器や車両が撮影された記録物も出てきた。
代案新党は、5・18団体らと協議して写真を公開する方針だ。キム・ジョンヒョン代案新党代弁人は「軍・検察・国家情報院などの未公開資料を積極的に発掘し、公開を求める方針」と話した。イ・ソンチュン松源大学教授(国防警察学科)は、「5・18調査委の活動に重要な資料になるだろう。5・18を歪曲する勢力に対する反論資料としても活用できる価値がある」と話した。