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「自由言論実践宣言」45周年…市民社会「東亜日報と朝鮮日報の清算が必要」

登録:2019-10-25 03:02 修正:2019-10-25 09:23
東亜・朝鮮闘委など57の団体の集まった市民行動が記者会見 
「維新独裁を野合し、報道関係者らを追い出して国民を裏切った 
来年100周年を控え記念行事を準備する前に、二人の社主は謝罪すべき」 
「現在も極右保守メディアの代表として社会の前進を妨げている」 
出席者ら、会見後にプレスセンターまで「三歩一拝」行進も
自由言論実践財団、東亜・朝鮮言論自由守護闘争委員会などで構成された「朝鮮・東亜、嘘と裏切りの100年清算市民行動」メンバーたちが「自由言論実践宣言」45周年を迎えた24日午後、東亜日報前で記者会見を開いた後、三歩一拝をしている=キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

 朴正煕(パク・チョンヒ)政権時代、「東亜日報」記者たちがマスコミ統制に対抗して採択した「自由言論実践宣言」が45周年を迎えた24日、「朝鮮日報」と「東亜日報」の過去と現在に対する反省と謝罪を求める記者会見が開かれた。

 「朝鮮・東亜、嘘と裏切りの100年清算市民行動」(市民行動)は同日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)東亜日報社前で記者会見を開き、「朝鮮日報と東亜日報は、嘘と裏切りの歴史100年を痛切に反省し、8千万民族の前でその罪を償わなければならない」と主張した。

 市民行動は来年創刊100周年を控え、大々的な記念行事と報道を企画している「朝鮮日報」と「東亜日報」に対抗するために組織された連帯機構だ。両新聞から追い出された元記者たちで構成された東亜自由言論守護闘争委員会と朝鮮言論自由守護闘争委員会をはじめ、自由言論実践財団や全国言論労働組合、民主言論市民連合など57のマスコミや市民団体が参加した。

 同団体は記者会見で、「1974年10月24日、自由言論実践宣言から半年も経たないうちに、東亜の族閥社主は維新独裁政権と野合し、自由言論の実践を強く要求する113人の記者やプロデューサー、アナウンサーを追い出した」とし、「この暴挙は、言論の自由と民主回復を熱望する国民、特に厳しい経済難の中で白紙広告面を激励広告で埋めてくれた民主市民たちに対する明らかな裏切りだった」と批判した。

 さらに、「朝鮮日報も自由言論運動の先頭に立った32人の記者たちを追放し、言論の自由を叫び独裁権力に抵抗する記者たちを絶対容認しないという決意を示すことで、朝鮮日報の社主は独裁政権を安心させ、国民を裏切った」とし、「東亜と朝鮮は言論の自由と民主回復を念願する国民を裏切り、独裁者に迎合して生き残りを図り、維新独裁の宣伝部隊になることも厭わなかった」と強調した。

 市民行動は両紙の過去だけでなく、現在の行動に対しても苦言を呈した。同団体は「朝鮮・東亜が代表している現在の極右保守メディアこそ、わが国と社会の前進を妨げる最大の障害であり、この障害物を崩さなければ私たちが望む未来は開けないということが明らかになっている」とし、「偽りだらけの邪悪なメディアを拒否し、正すべき権利と義務が国民にはあり、その力は国民に由来する」と訴えた。

 同日の記者会見に続き、イ・ブヨン自由言論実践財団理事長、キム・ジョンチョル東亜闘委委員長、シン・ホンボム朝鮮闘委委員長、ヒョン・イソプ80年解雇報道関係者共同代表など29人は、抗議の意味を込めて、東亜日報社から朝鮮日報社を経てプレスセンター前まで、「三歩一拝」行進を行った。

 市民行動はこれからも両新聞社の歴史歪曲報道と100周年記念行事に反論する活動と親日・独裁賦役報道関係者の名簿を発表するなど、様々な活動を続ける計画だ。

シン・ジミン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/media/914477.html韓国語原文入力:2019-10-24 17:36
訳H.J

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