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韓米首脳会談D-3… 文大統領、米国の強硬モードを解決する案提示できるか

登録:2019-04-08 06:12 修正:2019-04-08 07:44
ポンペオ長官に続きトランプ大統領も 
「北朝鮮と上手くやっている」としながら 
「ハノイ合意案、正しいものにはならなかったはず」 
対話と強硬入り混じったメッセージ発信 
 
政府筋「制裁を維持すべきという米国の考え 
ハノイ以前よりも強硬になった」
文在寅大統領とドナルド・トランプ米大統領が2018年5月22日午後(現地時間)、ホワイトハウスのオーバルオフィスで開かれた単独会談で明るく笑っている=ワシントン//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米政権が連日、北朝鮮と対話のモメンタムを維持するというメッセージと共に、「対北朝鮮制裁の解除はあり得ない」など、強硬なメッセージを同時に発信している。非核化の最終段階を含む“ロードマップ”を要求する米国の強硬な気流が依然として強い中、11日に予定された韓米首脳会談で、小康状態に陥った朝米対話の再開案を打ち出せるかどうかに注目が集まっている。

 トランプ大統領は6日(現地時間)、ネバダ州のラスベガスで開かれた「共和党ユダヤ人連合会」(RJC)の年次行事に出席し、「我々は北朝鮮と上手くやっている」とし、「我々は非常に良い関係を結んでいる」と強調した。 しかし、トランプ大統領は2回目の朝米首脳会談に関して「私はその唯一の合意案を置いて、歩いて出てくるしかなかった」とし、「それは正しい合意案にはならなかったはずだ」と述べた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との関係を強調することで、北朝鮮を対話の舞台に復帰させるという意志を示す一方、北朝鮮に対し、ハノイ会談で金委員長が提示した「寧辺(ヨンビョン)の核施設の廃棄」以上の“完全な非核化”措置を圧迫したものとみられる。

 マイク・ポンペオ米国務長官も5日(現地時間)、米国のCBS放送の「ディス・モーニング」で、「北朝鮮と3回目の首脳会談が開かれるだろうか」という質問に対し、「開かれると確信している」と答えた。ところがポンペオ長官は、韓米首脳会談で「米国が北朝鮮と対話のモメンタムを維持していくため、一部の経済制裁の緩和に合意する方針なのか」という司会者の質問には、「我が行政府の政策は非常に明確だ」としたうえで、「経済制裁、(つまり)国連安全保障理事会の制裁は、我々が約2年前に提示した究極的目標(完全な非核化)を達成する前まで解除されないだろう」と答えた。司会者が「開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)観光の再開のため、一部制裁の解除を要求する韓国に対し、米国は『ノー』と言うつもりなのか」と問い返すと、ポンペオ長官は「韓国側の対話相手(カン・ギョンファ外交部長官)とかなり多く話し合っている」と言うなど、即答を避けた。文在寅大統領が11日、トランプ大統領に会って提示する“アイデア”の一つとして、開城工業団地と金剛山観光の再開など、南北経済協力を「北朝鮮非核化の誘引策」に使う案が取りざたされている状況で、米国側で事前に線引きをしたわけだ。

 朝米交渉に詳しい政府消息筋も「米国が北朝鮮と早く対話を再開したいと思っているのは明らかだ」としながらも、「対北朝鮮制裁の維持に関する考えはハノイ会談前よりも強硬になった」と述べた。また、今後の交渉で「米国は少なくとも(非核化に向けた)ロードマップを作るべきという立場」だと述べた。ハノイ会談で、金委員長が寧辺の施設以外の非核化協議を避ける一方、「部分的対北朝鮮制裁の解除」を強く要求した結果、米国が対北朝鮮制裁の有効性とロードマップの必要性などに対する確信をより深めたということだ。米国の柔軟な態度を引き出さなければならない文大統領の課題が、容易に解決できるものではないという意味でもある。

キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/889088.html韓国語原文入力:2019-04-07 20:45
訳H.J

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