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“レーダー”をめぐる韓日の対立、ネットユーザーの“舌戦”に飛び火

登録:2019-01-07 05:24 修正:2019-01-07 08:38
「日本の威嚇的飛行」指摘する国防部映像の再生回数160万件突破 
政府、ハングル・英語版に続き6カ国で動画制作を推進
国防部は4日、救助作戦中だった韓国の広開土大王艦に対する日本哨戒機の接近飛行を「威嚇的な低空飛行」と規定し、謝罪を求める内容の動画を公開した。写真は6日午後3時40分、国防部ユーチューブよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 国防部が先月20日、救助作戦中だった韓国広開土大王艦に接近し、低空飛行などの威嚇的行為を行なった日本哨戒機の問題を指摘する映像を4日に公開したが、これをめぐり韓日両国のネットユーザーが舌戦を繰り広げている。韓日国防当局の間で発生した対立がネットユーザーによる“オンライン世論戦”に飛び火した格好だ。

 国防部が4日に公開した「日本は人道主義的救助作戦の妨害について謝罪し、事実歪曲を直ちに中断せよ」という題名のハングル版ユーチューブ動画の再生回数は、公開から2日後の6日午後3時現在、約161万6000件を突破した。この動画を見た韓国や日本などのネットユーザーらは、賛成と反対意見を意味する「高く評価」または「低く評価」をそれぞれ7万8000回ほどクリックした。国防部が同日公開した英語版の動画は、再生回数が42万7800件を上回り、「高く評価」は4万2000件、「低く評価」は3万7000件を超えている。

https://www.youtube.com/watch?v=CGWO4Kdk5j0

 両国のネットユーザーは動画にコメントを書き込む方法で舌戦を続けている。ハングル版の映像に書き込まれたコメントは、ほとんどが日本語や英語、ハングルなどで書かれており、6日3時基準で約5万件以上掲載された。書き込みの内容は、相手に対する露骨な非難が大半を占めている。

 国防部は現在、ハングル・英語版の動画をアップロードしているが、今後、日本語や中国語、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語など、6カ国語で追加製作する予定だ。様々な言語に翻訳された映像が公開されると、ネットユーザーによるオンライン世論戦はさらに激しさを増すものと見られる。

 国防部は、海で遭難した北朝鮮船舶を救助するための広開土大王艦の活動を狙って、日本の海上哨戒機が低空飛行をするなど威嚇的な行為をしており、これを国際社会に知らせるために関連映像を製作して公式ユーチューブアカウントにアップロードした。これに先立ち、日本の防衛省は先月28日、日本の哨戒機が撮影した映像を公開し、英語版の動画を別途制作してユーチューブに掲載した。

ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/877181.html韓国語原文入力:2019-01-06 16:04
訳H.J

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