大統領府は13日、南北高官級会談で9月中に南北首脳会談を平壌(ピョンヤン)で開くことに合意したことに関し「成功的な会談になるよう願う」と明らかにした。
キム・ウィギョム大統領府報道官はこの日ブリーフィングで「(高官級会談で)概略的な日と場所が出てきたので、合意内容を基に成功的な南北首脳会談がなされることを祈る」と話した。キム報道官は、南北首脳会談の日付が確定しなかったことに関しては「北朝鮮が(文在寅(ムン・ジェイン)大統領を)招いた主人」とし「北側の事情を勘案して日を決めるのみ」と述べた。別の大統領府関係者は「今回の会談を通して北朝鮮が確固たる非核化の意志を繰り返し明確に示した」と評価した。
大統領府はまもなく3回目の平壌南北首脳会談準備委員会を稼動すると見られる。キム報道官は「近い将来、準備委員会が(会談準備)着手に入ると思う」として「板門店(パンムンジョム)宣言履行推進委員会と(首脳会談)準備委員会のメンバーも任務は変わらない。その次元で準備すると思う」と話した。大統領府は3月6日に対北朝鮮特使として北朝鮮を訪問したチョン・ウィヨン国家安保室長とソ・フン国家情報院長が、南北首脳会談開催合意を発表した10日後にイム・ジョンソク大統領秘書室長を委員長として4・27南北首脳会談準備委を設け、首脳会談後の5月3日にはイム委員長がそのまま委員長を引き受けて板門店宣言履行推進委を発足させた。
ただし、一部では今回の高官級会談の結果について、大統領府と政府の期待値に多少至らなかったのではないかという評が出ている。キム・ウィギョム報道官は前日のブリーフィングで、「南北高官級会談では4・27板門店宣言で合意した南北首脳会談の時期と場所、そして訪北団の規模などの合意が出てくること期待する」 「根拠なく話しているのではない」と明らかにした。だが、実際には会談の結果、平壌という場所意外には明確な時期と訪朝団の規模については合意に至らなかった。キム報道官は「時期と場所が出てきたし、訪朝団の規模に関しては代表団間で相当な話がなされたと思う」と説明した。