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「金正恩が謝罪した中国観光客交通事故の時、毛沢東の孫も死亡」

登録:2018-05-01 22:39 修正:2018-05-02 08:12
中華圏メディア“毛唯一の孫”毛新宇の死亡を報道 
北朝鮮に埋葬された“毛の長男”毛岸英氏の墓地に行き事故 
事故後、金正恩が直接慰問・専用列車編成など“劇震”
毛新宇氏=資料写真//ハンギョレ新聞社

 4月22日に北朝鮮で発生した大型交通事故による中国人死亡者32人の中に、毛沢東の唯一の直径の孫である毛新宇氏(48)が含まれていたという報道が出た。

 中国と北朝鮮当局が死傷者名簿を公開しない中で、死亡者の多くが朝鮮戦争参戦軍人の子どもたちであり、その中に毛新宇氏も含まれていたという話が出ていると、フランス公営「国際ラジオ放送」(RFI)中国語版が中華圏メディアなどを引用して30日報道した。毛新宇氏は、毛沢東の次男である毛岸青氏の息子で、中国人民解放軍軍事科学院戦争理論科戦略研究部の副部長などを歴任した軍人だ。2008年からは全国人民政治協商会議委員を務めたが、3月の新しい政治協商会議委員名簿からは除外された。

金正恩国務委員長が黄海北道でバス転覆により中国観光客約30人が死亡したのと関連して、事故翌日の23日未明、北朝鮮駐在中国大使館を訪問して哀悼の意を示し、夕方には病院を訪れ負傷者を見舞った=労働新聞キャプチャー//ハンギョレ新聞社

 黄海北道で発生した今回の交通事故は、朝鮮戦争で亡くなった毛沢東の長男である毛岸英氏も埋葬されている平安南道桧倉郡(フェチャングン)の「中国人民支援軍参戦死亡者墓地」墓参の帰りに起きたことが分かった。毛岸英は、参戦一カ月後の1950年11月に米軍の爆撃で死亡した。毛新宇氏の死亡が確認されれば、伯父の墓参の帰途に亡くなったことになり、毛沢東の子孫が2代にかけて朝鮮半島で亡くなったことになるわけだ。

 北朝鮮当局は、事故の収拾過程で遺体と負傷者を後送する専用列車を編成し、25日に平壌(ピョンヤン)駅を出発する時には金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が自ら列車に乗り込み送別するなど、手厚い礼を尽くした。金委員長は、事故の翌日の23日、平壌(ピョンヤン)の中国大使館を訪れ、慰問の意向を明らかにし、習近平・中国国家主席に送った電報で「中国の同志たちに、どんな言葉や慰労、補償でも足りない苦痛を与えたことに対し深く謝罪する」として、異例な水準の表現で謝罪した。

 今回の旅行に参加した中国人は「抗米援助(中国の朝鮮戦争参戦)戦争勝利65周年中国朝鮮訪問文化交流団」という名称を使っており、死亡者には左派ホームページである「紅歌會」の王國軍団長や戴誠名誉団長なども含まれているという。最近被害者名簿に報道されている文書には、26人の名前が登場する。現在までに死亡の事実が明らかにされた人は、別の左派ホームページ「烏有之郷」のダオ偉銘編集人だけだ。

金正恩国務委員長が黄海北道でバス転覆により中国観光客約30人が死亡したのと関連して、事故翌日の23日未明、北朝鮮駐在中国大使館を訪問して哀悼の意を示し、夕方には病院を訪れ負傷者を見舞った=労働新聞キャプチャー//ハンギョレ新聞社
北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/842801.html韓国語原文入力:2018-05-01 17:51
訳J.S

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