5日午前、「大統領の謝罪」などを要求する手紙を大統領府に渡した加湿器殺菌剤の被害者家族らは、5時間後に大統領府からの返事を受け取った。家族たちは直ちに「歓迎する」と明らかにした。
「加湿器殺菌剤の被害者と家族の会」と「加湿器殺菌剤惨事全国ネットワーク」はこの日午後、論評を出し、「遺族と患者の家族たちがやきもきする思いを伝えた手紙が大統領府に渡り、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が謝罪、被害対策、支援拡大、被害者との面談を約束した。被害者たちは首を長くして待っていた嬉しいニュースを5時間後に返事として受け取った」と話した。彼らは「世界環境の日に、世界で最悪の環境惨事である加湿器殺菌剤の災難の解決に向けた最初のボタンがかけられた感じだ」と話した。さらに「約束どおり早期に文在寅大統領が被害者たちと会って謝罪し、慰労し、今後問題解決と再発防止措置を提示してくれることを期待する」とし、「国会も先頭に立って問題解決に力を傾け、救済法改正を急ぐことを期待する」と明らかにした。
「加湿器殺菌剤の被害者と家族の会」のカン・チャンホ代表はこの日、ハンギョレの電話取材に対し「この6年間、政府は被害者判定等級基準も過度に厳格に問い詰めてきた」とし、「政府が謝罪するというのは、責任を認めて積極的に問題を収拾するというメッセージだと思う。1人で堪えてきた被害者らには『干天の慈雨』のような慰労になる」と話した。加湿器殺菌剤の被害者家族と市民団体は、先月23日から毎日昼12時に光化門交差点で1人デモをしながら、文大統領が環境の日(5日)に加湿器殺菌剤問題の解決に向けた対策を提示してほしいと要求してきた。