国際言論団体「国境なき記者団」(RSF)が毎年発表する言論の自由指数順位で、韓国は63位に上がった。70位まで落ちて歴代最下位を記録した昨年より7階段上昇した。「朴槿恵(パク・クネ)-チェ・スンシルゲート」を暴いた韓国マスコミの報道が反映された結果だ。(訳注:日本は72位で昨年と変わらなかった)
韓国の順位は上がったが、全世界で言論の自由が大きく後退しているという調査結果も同時に発表された。「国境なき記者団」(以下、記者団)が26日に公開した「2017世界言論の自由指数」によれば、各国の点数に基づく国際指標が3872点を記録した。指標が高いほど言論の自由が制約を受け侵害されているという意味だ。記者団によれば、この指標は過去5年間に14%上昇した。特に昨年は調査対象180カ国のうち62%を超える112カ国の言論の自由状況が悪化したことが分かった。
記者団は「ドナルド・トランプの浮上と英国のブレグジットキャンペーンに誘発されたメディアに対する攻撃は、世界を脱真実(post-truth)と虚偽情報、偽ニュースの時代に追い立てるきわめて有害な反メディア(anti-media)談論」と評価した。米国、英国も順位が2階段ずつ下落し、それぞれ43位と40位を記録した。
今回の調査で北朝鮮は180位で最下位を記録した。1~5位はノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、オランダの順だ。記者団は2002年から毎年180カ国の言論の自由程度を評価し、その点数と順位を発表した。言論の自由と関連してジャーナリストや活動家が作成した質問に基づいて計算する。