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釜山市民団体「少女像を毀損する行為を中止せよ」

登録:2017-02-13 23:15 修正:2017-02-14 06:27
最近、少女像近くに撤去を主張する宣伝物張り出される 
釜山市民行動、同区庁長に断固たる処置を促す 
「少女像設置の法的根拠を設けるべき」との指摘も
市民団体が今月13日、釜山東区草梁洞にある日本総領事館前で平和の少女像に対する毀損の中止を求める記者会見を開き、「市民の力で建てた少女像を毀損する行為を直ちに中止せよ」と要求している=キム・ヨンドン記者//ハンギョレ新聞社

 釜山東区(トング)草梁洞(チョリャンドン)にある日本総領事館の前に建てられた「平和の少女像」が、建立趣旨を毀損する宣伝物などに脅かされている。

 「我が同胞一つになる」釜山運動本部、釜山女性団体連合など各市民団体で構成された「少女像を守る釜山市民運動」は13日、日本総領事館の少女像前で記者会見を開き、「市民の力で建てた少女像を毀損する行為を直ちに中止せよ」と要求した。同団体は「少女像は屈辱的かつ欺瞞的な韓日日本軍『慰安婦』合意の無効化と被害者の人権と名誉を称える意味を込めた釜山市民の努力と国民の念願に基づいて建てられた。しかし、最近少女像近くの施設などに撤去を主張する内容が張り出されるなど、少女像を冒涜することが発生している。日本の責任ある反省と誠意を込めた謝罪がなければ、発展的な韓日関係はありえない。これ以上、少女像を毀損するな」と強調した。

 この団体はまた、「少女像を体系的に保護・管理すると約束したパク・サムソク東区庁長は、少女像毀損問題に積極的に乗り出して断固とした行政措置を取ることを求める。少女像を説明する文と少女像の趣旨を毀損する文に対して、公平性などを挙げてこの状況を放置してはならない」と指摘した。

 釜山市民行動の関係者は「東区が条例など少女像の設置の法的根拠を設けなかったため、このような出来事が起きた」とし、「少女像のパトロール活動を拡大し、東区の消極的な少女像管理・保護行動を批判していく。 三・一節には少女像(の前)で大規模集会も開く計画」だと話した。

 東区関係者は「少女像近くの施設物などに付着された宣伝物は、すべて撤去対象だ。担当部署との協議を経て、市民団体と面談した後、少女像の管理案を相談する」と話した。

釜山/キム・ヨンドン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/782389.html 韓国語原文入力:2017-02-13 14:54
訳H.J(1033字)

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