釜山東区(トング)が草梁洞(チョリャンドン)の日本総領事館前に建てられた「平和の少女像」(少女像)を直接管理することにした。
パク・サムソク釜山東区長は17日、ハンギョレの電話取材で「少女像は公共機関が管理するのが筋だ。東区が予算と人員を投入して体系的に管理する。必要であれば少女像近くに防犯カメラを設置し、付近の環境整備にも取り組む」と明らかにした。これに先立ち、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は先週13日、「公館前の少女像設置は望ましくないというのが国際社会の一般的な立場」と明らかにしている。
パク区長は「関連条例がないため、現在少女像を公共の造形物に指定するのは難しい。だが、少女像の永久保全・管理策が必要である。市民団体が面談を要請すれば応じたい」と話した。彼はさらに「少女像は私たちの辛い歴史だ。訪問するのが道理だ。近いうちに自ら少女像を視察しに行く」と付け加えた。
少女像を建てた「未来世代が建てる平和の少女像推進委員会」はこれを歓迎した。推進委の報道担当であるユン・ヨンチョ「釜山同胞は一つ」政策局長は「やや遅い感はあるが、東区が直接少女像を保護し管理に取り組むということを肯定的に評価する。少女像の保存・管理のためには関連条例制定など法的・制度的装置づくりも一緒に推進されなければならない」と指摘した。さらに彼は「内部の議論を終えたらパク区長と会い、少女像の管理策を一緒に相談するだろう」と付け加えた。推進委はこれとは別にチョン・ミョンヒ釜山市議員と条例を発議し、少女像の管理方法の案を用意する計画だ。
東区は先月28日、推進委が日本総領事館前に建てた少女像を強制撤去し、国民的批判を受けて同月30日、少女像の再設置を承認した。