釜山(プサン)の大学生たちが日本総領事館前に建てられた「平和の少女像」(少女像)を守るために立ち上がった。
統一運動団体の「我が同胞を一つに」釜山運動本部(釜山同胞一つ)傘下の「大学生同胞一つ」は18日、釜山東区(トング)草梁洞(チョリャンドン)の日本総領事館前で「少女像守り隊」発足式を開いて活動を始めた。大学生同胞運動本部は発足式で「韓日両政府の少女像撤去発言を糾弾する。少女像の安全が保障されるまで、守り隊の活動を続ける」と明らかにした。彼らは発足式でラッパを手に日本総領事館に向けて「少女像に手を出すな」と叫ぶパフォーマンスも行った。
現在、大学生同胞一つの少女像守り隊は25人だ。守り手たちは、日本軍「慰安婦」問題など少女像と関連した歴史教育を受けてから、毎日午後2~3時間ずつ交代で少女像の周りをきれいにすると共に、少女像を訪れる人々に少女像の意味や建設過程を説明する。守り隊はまた、少女像の移転を要求したユン・ビョンセ外交部長官の解任を求める市民宣伝戦も展開する計画だ。
少女像を建てた「未来世代が建てる平和の少女像推進委員会」と釜山同胞一つなどの市民団体は、少女像の保存・管理のために関連条例の制定など法的・制度的基盤づくりを進めている。釜山同胞一つの関係者は「青年・青少年が少女像を設置したのに続き、少女像の守り手まで買って出た。釜山同胞一つも大学生による少女像パトロール活動に力を添える」と話した。
パク・サムソク東区庁長は19日、少女像を自ら視察し、少女像の支援案を発表する予定だ。パク区庁長は先月28日、少女像を強制撤去し国民的批判を受けたが、同月30日には少女像の再設置を承認した。さらに、彼は今月17日、区の予算と人材を投入して少女像を体系的に管理すると明らかにした。