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韓米外相、電話会談で「計画通り韓国にTHAAD配備」

登録:2017-02-07 21:39 修正:2017-02-08 07:16
ユン・ビョンセ外交部長官とティラーソン米国務長官、初接触 
韓米「強力な同盟をさらに強化」明らかに 
16~17日G20外相会議などを契機に 
韓米、韓中、韓日外相会談を相次いで行う予定
ユン・ビョンセ外交部長官が今月7日午前、レックス・ティラーソン米国務長官と電話会談を行っている=外交部提供//ハンギョレ新聞社

 ユン・ビョンセ外交部長官とレックス・ティラーソン米国務長官が7日、初めての電話会談で、ドナルド・トランプ政権でも「計画通りTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備を推進していくことで意見が一致した」と、外交部が明らかにした。1日、上院の承認聴聞会を通過したティラーソン長官は同日、岸田文雄外相との電話会談に続き、午前7時50分から25分間にわたりユン長官と電話会談を行った。

 韓米外相は「在韓米軍へのTHAAD配備はひとえに北朝鮮の脅威に対応するための防御的処置であり、他の国家の利益を侵害しないという認識の下」(配備を)進めることにしたと、外交部が伝えた。

 ティラーソン長官は「韓米同盟はアジア太平洋地域内の平和と繁栄のための核心」であり、「拡大抑止を含めた米国の対韓防衛公約は今後も揺ぎない」と述べており、両外相は、これからも韓米関係を「最も強力な同盟」にさらに強化させていくことにしたと、外交部が明らかにした。

 ティラーソン長官は「両国が差し迫った脅威である北朝鮮核問題に対して共同のアプローチを発展させていこう」としたうえで、「外交長官会談でこれを最優先議題にし、具体的に協議しよう」と提案したと、外交部は伝えた。チョ・ジュンヒョク外交部報道官は「韓米外相会談の具体的日程調整に向け、米国側と協議中」だとし、「現在としては2月中にドイツで開かれる多国間会議を契機にすることを念頭に置いている」と述べた。ドイツでは16~17日、ボンで20カ国・地域(G20)外相会議が、17~19日にはミュンヘンで安全保障会議が行われる予定だ。この期間に両長官が正式に会談する可能性が高い。外交部はこの期間に韓中、韓日外相会談も進める方針だという。

キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/781714.html 韓国語原文入力:2017-02-07 19:48
訳H.J(1046字)

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