登録 : 2017.02.04 01:58 修正 : 2017.02.04 07:05

「組織指導部、保衛省を厳しく調査…処罰のレベル・対象者拡大の可能性も」 
「体制の不安定性が増加」対「金正恩権力固めが一段落」分析分かれる 

最近解任されたとされるキム・ウォンホン北朝鮮国家保衛相=資料写真//ハンギョレ新聞社
 北朝鮮の核心権力機関である国家保衛省のキム・ウォンホン保衛相が最近解任されたと、政府が確認した。

 チョン・ジュンヒ統一部報道官は3日、定例記者会見で「1月中旬、北朝鮮国家保衛相のキム・ウォンホンが党組織指導部の調査を受けて、(人民軍)大将から少将に降格された後、解任された」としたうえで、「組織指導部がキム・ウォンホンと保衛省について厳しい調査を進めているため、これから処罰のレベルや対象者がさらに拡大する可能性がある」と明らかにした。チョン報道官は、キム保衛相解任の背景について、「指導部間の軋轢、金正恩(キム・ジョンウン労働党委員長)をめぐる対立などが、原因の一つになったものと推測される」と付け加えた。権力内部の暗闘による解任ということだ。

 政府当局者は「調査過程で、保衛省副相級など多数の幹部が処刑されたものと把握された」と話した。さらに、「金正恩の主要な側近であり、恐怖政治を支えてきたキム・ウォンホンを“兎食狗烹”(兎死して狗烹らる)したのは、民心の離反が深刻化したことを受け、キム・ウォンホンと保衛省に責任を転嫁して住民をなだめることで、愛民指導者としてのイメージ操作を図っているものとみられる」と分析した。キム保衛相の解任は現在のところ粛清・失脚と判断する状況ではないが、キム保衛相の側近が処刑されたことからすると、状況の展開によっては一定期間の自粛後の復帰ではなく、失脚につながる可能性もある。

 キム保衛相の解任は、金正恩時代「5大軍部要職」(人民軍総政治局長、総参謀長、人民武力相、国家保衛相、人民保安相)のうち、これまで交代されていなかった最後の一人に起きた変化という点で、示唆するところがある。政府は、キム保衛相の解任を「体制不安定性の増加」(統一部報道官)とみているが、「金正恩の唯一領導体系」固めが一段落したとみる余地もあるからだ。

イ・ジェフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-02-03 14:42
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/781201.html 訳H.J(1038字)

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