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解任された北朝鮮人民軍総参謀部副総参謀長が健在…未確認情報を公式化する国家情報院

登録:2015-12-07 10:18 修正:2015-12-07 10:42
国家情報院が先月、解任されたと報告したパク・ジョンチャン人民軍総参謀部副総参謀長兼火力指揮局長が健在であることが6日確認された。朝鮮中央テレビは第4次砲兵大会にパク副参謀長(青い円)が金正恩第1秘書と主席団で同じ列に座った姿を5日報じた=聯合ニュース

 国家情報院が先月国会に「解任されたものと見られる」と報告した北朝鮮のパク・ジョンチャン人民軍総参謀部副総参謀長兼火力指揮局長が健在である事実が確認された。国家情報院が“諜報”水準の北朝鮮情報を、別ルートの確認作業を経て事実と確認された“情報”として誇大に包装していると指摘されている。

北朝鮮の砲兵大会に出席…写真が載る
まともな検証もなく国会に報告
「ヒョン・ヨンチョル粛清後に“一件主義”的公開」
南北関係のためにならないと憂慮の声

 北朝鮮労働党機関紙の労働新聞は5日付1面に「第4次砲兵大会」の写真を載せたが、パク・ジョンチャンは金正恩(キム・ジョンウン)国防委員会第1委員長の右4番目の主席団と思われる列に座っていた。国家情報院が先月24日、国会情報委員会にパク・ジョンチャンが解任されたと報告した内容は間違っていた。当時、国会情報委与党幹事セヌリ党のイ・チョルウ議員は国家情報院の報告を受け「8月20日の砲撃挑発時に我々の軍の報復砲撃にまともに対応できない人物が問責を受けたものと見られる」とし、北朝鮮軍のキム・サンリョン2軍団長が左遷され、パク・ジョンチャン火力指揮局長は解任されたと推定されると説明した。

 南北関係の専門家らは国家情報院のこうした情報公開のやり方に憂慮を示す。一種の“一件主義”的な話題作りは情報機関がとる正しい姿勢ではなく、誤った情報が繰り返し判明すると国民の信頼を失い、南北関係の改善にも役立たないと指摘される。ある北朝鮮問題専門家は「ヒョン・ヨンチョル(前人民武力部長)粛清の件を公開し大きな反響を起こした後、国家情報院が一件主義で北朝鮮関連情報を公開する傾向を見せている。情報を厳密で正確に分析するのが正しい情報機関の姿勢であるのに、最近はそうでなく憂慮される」と話した。

 国会情報委が国家情報院の報告内容を何の検証過程もなくマスコミに公開するのも不適切だと批判される。ムン・チョンイン延世大教授は「国会情報委員長と与野党幹事が国家情報院スポークスマンのように情報をマスコミに伝えるのは適切でない。国会が専門委員を補強して(国家情報院が提供した)情報の真偽や公開必要性などを検証するなど、国家情報院監視・監督機能を強化する必要がある」と話した。

キム・ジンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-12-06 19:49

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/720584.html?_fr=mt2 訳Y.B

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