登録 : 2017.01.03 00:14 修正 : 2017.01.03 14:24

新年企画―2017大統領選挙、あなたの知りたいこと 

世論調査専門家ら「保守結集を試みれば互角の戦いとなる可能性も」

油うなぎというあだ名で呼ばれる潘基文・前事務総長は大統領になれるか? =イラスト ハ・ジェウク//ハンギョレ新聞社
 今月中旬に帰国予定の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長としては、新年早々に舞い込んできた各種世論調査の成績表はそれほど満足ではなかっただろう。与党と保守陣営の「代案」としての地位を固めても、ほぼ例外なく文在寅(ムン・ジェイン)元民主党代表に押される苦戦を強いられているためだ。専門家らは、新年の世論調査が概ね潘前総長に不利な時期に行われたと分析しつつ、彼の帰国後に行われる旧正月連休の世論調査が「潘基文旋風」の実際の威力を量る峠になるだろうと見込んでいる。

 ハンギルリサーチのホン・ヒョンシク所長は2日、「朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾とセヌリ党の分党など守勢に追い込まれた保守支持層が回答せず、(彼の故郷である)忠清(チュンチョン)地域も本音を見せない。不利なタイミングで行われた調査であり、実際は結果のように(文元代表との)差は広がってはいないだろう」と分析した。リアルメーターのイ・テクス代表は「特検捜査などの雰囲気から、潘基文の『大和合』のスローガンよりは文在寅の『国家大改造』のスローガンがより受け入れられている」と診断した。

 専門家らは、潘前総長が帰国し本格的な行動を開始すれば、このような雰囲気はいくらでも変わる可能性があると見ている。アジェンダセンターのイ・サンイル代表は「潘前総長が国内活動を開始すれば、(支持率は)また互角の争いに戻るか、(保守層の)強い結集をもたらす可能性もある。旧正月連休直前の変曲点でどのような流れが現れるかが変数になるだろう」と見通した。明知大学のキム・ヒョンジュン教授(政治学)も「帰国した潘前総長が旧正月連休を前に明確な立場を表明し、保守の結集を試みて方向性を提示するだろうと思う」とし、「国民に既成政治家とは違う『アウトサイダー』として、どのように違いのある政治を見せるかがカギ」と見通した。

 潘前総長の帰国後の動きと関連して、専門家らは概ね「独自行動→連帯」の手順を予想している。オピニオンライブ世論分析センター長のユン・ヒウン氏は「親朴党に属せば大衆の否定的な認識があまりにも強く、非朴党に属せば他の候補と予備選挙をしなければならない負担がある」とし、「潘前総長は、保守層全体を吸収するためにしばらくはどの党にも身を置かないものと思われる」と話した。帰国後しばらくは各種の報告会や講演などを通じて政治的ビジョンを具体化し、支持勢力を増やすことに集中する可能性が高いということだ。

 ホン・ヒョンシク所長も「結局は保守と連合するが、無所属でありながら無所属でない状態で選挙に挑む可能性もある」と見込んだ。改革保守新党だけでなく、共に民主党のキム・ジョンイン前非常対策委員長など「非文在寅」勢力と国民の党の一部勢力が政党外の「第3地帯」でまとまる可能性があると見ているのだ。

 彼の支持率と大統領選挙での競争力については「簡単には崩れないだろう」という見方と、「勝つのは難しい」という観測が交錯している。結局、「潘基文旋風」のゆくえは帰国後に集中する「道徳的・政治的検証」にどう対処するかにかかっているものと見られる。ホン・ヒョンシク所長は「潘前総長は品性は悪くないというイメージが構築されており、個人的な不正・非道理が現れれば致命的だろう」と話した。一方、ユン・ヒウン・センター長は「保守陣営で競争力を持つ唯一の候補であることから、単純な疑惑提起だけでは支持率は崩壊しないだろう」と見込んだ。

 「政治コンサルティング・ミン」のパク・ソンミン代表は「潘前総長は大衆に露出したことも、選挙の経験もない非常に脆弱な候補」とし「前の総選挙の時、すでに20代から50代までが保守に対し否定的に転じた。今のように保守派候補として出たり、70代の政治家と連合する構図で行くならば、二者対決であれ三者対決であれ勝つことはできないだろう」と評価した。さらにパク代表は「むしろ無所属で出馬する方がましだ。潘前総長がコンセプトを(保守ではなく統合などに)変えれば、文元代表が揺さぶられる可能性もある」と付け加えた。

キム・ジンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-01-02 20:35
http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/777066.html 訳M.C(1888字)

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