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全羅道で朴大統領の支持率「0」…ギャラップ「そのあり得ないことが起きた」

登録:2016-11-08 01:03 修正:2016-11-08 06:53
韓国ギャラップ「回答者105人のうち『よくやっている』一人もいない」
今月7日午後、光州東区南洞にある南洞聖堂で天主教光州大教区正義平和委員会の主管で「朴槿恵大統領退陣!」時局ミサが行われている。参加者たちは時局ミサに先立って「朴槿恵の処罰・セヌリ党の解体」と書かれた手立て札とろうそくを持って光州都心部を行進した/連合ニュース

「そのあり得ないことが実際に起きました。調査結果はありのままのものです」

 朴槿恵(パク・クネ)大統領の国政支持率が5%に落ち込み、歴代大統領のうち最低値を記録した。4日、世論調査専門会社の韓国ギャラップは、今月1日から3日まで全国の成人男女1005人を対象に行った定例週間世論調査(95%信頼水準、誤差範囲±3.1%ポイント)の結果を発表した。「朴大統領が職務をよく遂行している」と答えた回答者は全体の5%に過ぎなかった。

 5%の支持率も衝撃的だが、さらに驚くべき数値は全羅道地域の支持率だった。0%だったから。朴大統領の国政遂行について肯定的に答えた人は地域別に見ると、ソウルが2%、仁川(インチョン)が4%、大田(テジョン)・世宗(セジョン)・忠清道が3%、釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・慶尚南道が9%、大邱(テグ)・慶尚北道が10%で、慶尚道地域を除いては平均より低かった。それにしても0%なんて?

 ネチズンたちは「支持率0%」という信じがたい結果をめぐり、「回答者がいなかったのではないか?」、「0.XXも0%と見なすからだ」など、さまざまな推測を示した。あるネットユーザーは「ギャラップが全羅道で0%を強調して、地域感情を煽っている」と主張した。

今月7日午後、光州東区南洞にある南洞聖堂で天主教光州大教区正義平和委員会の主管で「朴槿恵大統領退陣!」時局ミサが行われている。参加者たちは時局ミサに先立って「朴槿恵の処罰・セヌリ党の解体」と書かれた手立て札とろうそくを持って光州都心部を行進した/連合ニュース

 すると韓国ギャラップは今月4日、公式ツイッターを通じて「そのあり得ないことが実際に起きました。調査結果はありのままのものです」と答えた。同日発表されたクロス集計表(gallupkorea.blogspot.kr/2016/11/2342016-11-1)によると、光州(クァンジュ)・全羅道地域は「空欄」になっているが、江原道や済州道地域は「-」で表示されていた。この部分についても韓国ギャラップは「-表示は事例数不足で数値を提示しなかったものであり、0%は(肯定的に答えた)回答者はいたが、0.4%未満なので、四捨五入されて0と記録される」とし、「回答者が1人もいない場合は空欄になる」という説明を付け加えた。今回の調査で、全羅道地域の回答者105人のうち、「朴大統領がよくやっている」と答えた回答者は一人もいなかったということだ。

 あるネチズンは「全羅道地域の支持率0%ばかりが注目を浴びているが、学生層の支持率も0%を記録した」と指摘した。今回の調査で、各世代別支持率を見ると、20代と30代でそれぞれ1%、40代で3%、50代で3%、60代以上で13%を記録し、60代以上を除いた年齢層で事実上支持率が0に近い数値となった。

キム・ジスク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/769114.html 韓国語原文入力:2016-11-07 13:58
訳H.J(1278字)

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