本文に移動

THAAD予定地変更は困難…大統領府が移転説を牽制

登録:2016-08-05 23:02 修正:2016-08-06 09:20
「調査して知らせるという意味」 
予定地再検討との解釈を警戒
ソウル・光化門交差点の赤信号の先に大統領府が見える=キム・チョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 大統領府は5日、朴槿恵(パククネ)大統領が「高高度防衛ミサイル(THAAD)の第3候補地の調査・検討」と発言したことについて「選定したことを変えるのは容易ではないが、要請通り他の地域でも綿密に調査し詳しく知らせるという発言」だと明らかにした。朴大統領の発言がTHAAD配備予定地の「再検討」と解釈されたことにクギを刺した形だ。

 大統領府のジョン・ヨングク報道官はこの日午前、記者団の求めに応じ「朴大統領と大邱(テグ)・慶尚北道地域の議員との懇談会で星州(ソンジュ)郡内の他の地域も調査してほしいという要請があった」と明らかにした。朴大統領は前日、大統領府で行われたセヌリ党の大邱・慶尚北道地域の議員との懇談会で「星州郡の住民の不安を軽減するため、星州郡で推薦する新たな地域があるなら綿密に調査検討し、調査結果を正確かつ詳細に国民にお知らせする」と述べた。

 ジョン報道官は「選定地域を変えるのは難しいにもかかわらず、あえて検討するとしたため波紋が広がった」との指摘に対し、「懇談会ではいろいろな内容があったが、そのまま理解してほしい」と述べ、検討期限についての問いに「具体的な内容はまだ出ていない」と答えた。

チェ・ヘジョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-08-05 13:30

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/755288.html 訳M.C

関連記事